名古屋に出張してました

3日間ほど学会で名古屋に行っていました。

時間が少し空いたので、シロクニとシンカンセンのテーマパークに行くのはやめて、トヨタ産業技術記念館に行ってきました。

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トヨタの祖業は紡績機メーカーなので、最初は紡績機の展示です。説明係員がいて、実際に機械を動かしてデモしてくれます。機械も静態保存ではなく、デモで動かせるように改造してあるモノが多く、機械の動きを楽しめます。

 

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自動車製造を始めたころの材料試験室が復元展示されています。

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トヨタの自動車工場で実際に使われていた工作機械も多数展示されています。

工作機械好きにはたまらない展示です。

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驚いたのは120トンプレスを実際に動かしてデモンストレーションしています。

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工場の蒸気機関もスイス製のものを輸入して動かしてデモしてくれます(蒸気ではなく、伝動です)

ただ動かすだけではなく、これが複式機関であることやガバナーによる定速制御についても係員から説明があります。

 

ここはテーマパークではなく、博物館でした。機械好きの方は名古屋にいくなら、こちらを訪問することをお勧めします

 

 

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週末は京都のHOJC運転会へ

週末は京都のHOJC運転会に参加してきました。

私はメインは16番(1/80 16.5mm)ですが、明治初期の北海道型と欧州のメーターゲージは1/87 12mmでやっているのでこのクラブに入れてもらっています。

Mさんの1/87の阪急P6と私の1/80の9600を線路で併走させました。快走といいたいところですが、しばらく走ったところで主動輪のクランクピンが緩んでリタイヤとなりました。

会場で某氏と話したのは、模型にしたとき実物考証をきっちりしても、現在の見慣れたものと異なると違和感を感じることもあるということです。私は実物に忠実より模型としてそれらしく見えるように作った方がよいとは思っているのですが、みなさんいろいろ考えはあるようです。

例えば尾灯も戦前は片側一灯だが、戦後はGHQの命令で二灯になり、それを見慣れているので、二灯の方がそれらしく見えると思います。自動連結器導入前はもっと多灯だったようで、また違ってきます。今の通勤電車は室内灯が明るく煌々と点いていますが、昔の客車はこんなに明るくはない。とはいっても模型では明るいところで見えるぐらい明るくないと点灯していることがわからない・・・等々です。

また材木車の積荷の原木には、ペット用品のマタタビの小枝がよいこともYさんに教えてもらいましたが、それ使ったら私の所では飼い猫連中が大騒ぎするかなとも思いました。

久しぶりに模型の運転会に出席して、楽しい時間を過ごさせていただきました。

同じ模型の集まりでも、車両を動かさずに並べてアレコレいうのと、エンドレスで走らせながらアレコレいうのでは違うと感じました。

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雑誌広告考

コンさんが、ブログで「新しくオンラインの模型情報誌を立ち上げたい・・・・内容はもちろん工作法をメインとし、車両でもレイアウトでも作り方をコアにした記事を網羅したい。」と書かれていましたが、

4/1ネタであったようです。

趣味の分野は違いますが、休刊になっていた音楽の友社の「レコード芸術」誌が、オンラインで復活するためにクラウドファンディングを始めたというニュースが、雑誌業界に詳しいTFさんがFBに書かれていました
「音楽に限らず趣味雑誌では、広告収入に多くを頼る紙媒体というビジネスモデルが、時代に合わなくなっているのかもしれませんね」というコメントを書いたら、趣味誌の方が読者が限られているので、一般誌よりも費用対広告効果があるのだと教えていただきました。
とはいっても10年ほど前 カメラ業界では売り上げが減ったとき雑誌広告以外の方法で広告効果が上がるということになり、写真雑誌が壊滅したそうです。
TMSも最近は天賞堂やカツミの広告が掲載されなくなり、鉄道模型雑誌でも脱広告に動かざるを得ないのかなと思います。だた広告出してもらうと必ず製品の紹介記事は載せるという不文律はあったようで、広告が減ったためか製品紹介記事の量が減ったのはよいことだと思います。
以前は「製品の紹介」を書くために編集部スタッフの時間がとられて、本文記事の編集に十分時間をとれない・・とかいう真偽のほどはわかりませんが、そういう風の噂もあったようです。他誌では製品紹介記事を外部委託していたところもあったようですね。
TMSは値段や厚さが同じでも広告や製品の紹介が減った分だけ、本文記事が増えたのはよいことだと思います。

コンさんは、「印刷ではなくWebで無料配信としたい。費用は模型店からのコマーシャル代で賄えば何とかなるであろう。」と書かれています。米国でそういうオンライン雑誌もありますが、そのビジネスモデルは、もう陳旧化しているのかもしれません。

TMSに片野さんが連載されている「昭和広告逍遥」の記事にのっているような当時の広告はそれが貴重な情報であったし、そこからみんな夢をいだいたものです。それは今の雑誌広告とはまったく違うものだったと思います。

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査読と著者校正

 査読(さどく)というのは、大学などの研究機関に勤務されたことがある方以外は馴染みのない言葉かもしれませんが、まともな学術雑誌の場合 論文を投稿すると匿名の査読者(投稿した論文の領域のエキスパート)が、問題点を指摘して一旦著者に返されて、論文を修正してその問題点がクリアーできてはじめて、学術雑誌に投稿記事が掲載されるという論文審査システムのことです。著者と査読者の間を数回、論文原稿が行き来することもよくあります。もちろん査読者が問題点の修正をおこなってもその雑誌に載せる価値がないと判断させた論文は、不掲載(リジェクト)となり戻ってきます。最近研究不正で話題になっているハゲタカジャーナルというのは、高い掲載料を払えば実質的な査読審査なしに掲載してくれる雑誌のことで、研究者の研究論文数の水増しに利用されているエセ学術雑誌のことです。

 鉄道模型雑誌の場合は、記事投稿しても内容に関する査読まではおこなわれることなく掲載されてしまいます。記事内容がその雑誌の方針にあわないか、投稿作品の作品の質に問題がある場合以外はリジェクトされることはないようです。そのためときどきトンデモ記事が掲載されることもあるわけです。

 鉄道模型雑誌に投稿するときは、査読がないので自己認識がないままにトンデモ記事を書いてしまうリスクがあるので、時間のあるときはその領域に詳しい知人に内容チェックをお願いしています。その意見を聞いて一部書き直して投稿しています。

 また著者校正というのは、ゲラ(組版)刷りができた段階で、出版社から一旦著者にゲラ刷りを渡して、修正するという作業のことです。これは学術雑誌でなくても一般の出版物でおこなわれているのでご存じの方も多いと思います。これをすることにより出版内容に著者が同意したということにもなります。

 鉄道模型雑誌では、従来著者校正がなく、お願いしても編集作業の時間が厳しいのでその余裕がないと断られることがほとんどでした。原稿と作品、著者が作成した図表、撮影した写真を送って後はお任せで、雑誌が刊行されるまで記事内容はわからない。自分の原稿や編集者の加筆した部分で誤りがあってもそのまま出版されてしまう状況でした。

 TMS誌も山崎主筆の時代以来ずっと旧体制はそうでしたが、新体制で編集長が替わってから、希望すれば著者校正できるようになりました。著者校正を希望されない方も多いらしいですが、やはり作品記事は、模型製作の最終段階だと自分は思っているので、こちらの不注意で間違いがあったり自分の意に沿わないスタイルの記事がでないのはよくなったと思います。

 また最近は、査読ではありませんが、先に投稿原稿をメールで送ると修正や図表、画像、文章の編集者からの追加要望も聞かせてもらえるようになり、記事原稿の完成度あげることができるようになったのもうれしい点です。

 現在120形の牽く阪神間開業時列車の投稿・編集作業が進行中です。近々掲載誌が刊行されるはずですので、また皆さんのご意見、ご批評をいただくようにお願いします。

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TMSコンペから作品が戻ってきました

TMSコンペから作品戻ってきました。

賞状や盾も同封されていました。

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一番うれしかったのはこのエッチングプレートですが、これでも大きすぎてロコに貼る場所がありません(笑)

次は投稿原稿作成ですが、ざっと書いただけで原稿用紙12-3枚ぐらいあります。もうちょっとスリムにする必要がありそうです。

作品が返却されてひと区切りつきましたが、やはり記事が掲載されるときが、コンペの後片付けの本当の終わりだと思っています。

追記

4年前のコンペでは7000形で準佳作をいただきましたが、佳作をいただいたのは7850形以来20年ぶりでしたので感慨深いものがありました。

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TMS読者の分断

 TMSはもう少しで1000号を迎えるようですが、最近のTMSにはワクワク感がなくなったという声をときどき聞くようになりました。

 先日のTMSコンペ懇親会で、京急電車で入賞されたIさんにお会いしたとき、自分はこれまでNゲージのレイアウト/ジオラマなどの情景模型中心に約10年間、活動してきて、JAMにも出展してきた。それにもかかわらずこの会などで16番を中心とした車両工作のモデラーさんと話してみるとみなさん自分のことはご存じではないのは意外だったと話されていました。私もTMS誌上で作品の写真などは拝見して、ネットなどでのハンドルネームや作品傾向は知っていましたが、書かれた記事などを熟読したことはありませんでした。

 最近昔の久保田さんの9600の記事を読むために340号前後のTMSバックナンバーを引っ張り出してきて読む機会がありました。同じ雑誌かと思うぐらい印象が違いました。そのとき気が付いたのは、最近のTMSは記事内容があまりにも多様であるということです。昔のあの当時のTMSは16番の車両工作とレイアウト記事がほとんどで、Nのレイアウトと車両軽工作がすこしだけ載っている、それがTMSの世界=日本の鉄道模型という雰囲気でした。

 当時はまだ山崎喜陽氏が編集長として君臨しておられましたので、TMSで扱う模型についてはあの方の考えで内容を取捨選択しているといわれても仕方がない状態でした。メルクリンや外国型模型は基本無視の悪いいい方すれば鎖国状態で、後年TMSは日本の鉄道模型界のプラウダ(旧ソ連共産党の機関紙)だったと揶揄されても仕方がない状態だったと思います。その代わりTMS読者の思想統制はとれていたと思います。

 だから松謙さんによってとれいん誌が創刊されたとき、それ以外の世界を知って非常に新鮮な感じがしたし、同誌の存在意義を痛感したものです。最近は、他の模型雑誌と同質化してしまったように感じて同誌はたまにしか買わなくなりました

 まだ当時はインターネットもなく、雑誌が唯一の情報源でしたので、皆さん鉄道模型をやっている方、とくに学生は、雑誌を隅から隅まで読んで、知識を共有していたのだと思います。私も毎月の発売日が待ち遠しく、わざわざ書店より早く入荷する梅田のマッハ模型まで阪神電車に乗って買いに行っていた記憶があります。

 最近はTMS買ってきても、私も自分の興味ある部分しか読まないし、そういう方のほうが多いと思います。だから同じ雑誌の読者だといっても、知識が共有されず。記事の常連執筆者であっても、その方の作品やお名前も読者の一部の方しか知らないという現象がおきるのだと思います。

 とはいっても同じ雑誌に記事が載っていれば、普段は読まなくてもたまたまそれを読んで他の領域を知ることになるので、今のイロイロありのTMSも悪くはないと思っています。少なくともIMONがてこ入れされる前の旧体制時代のTMSよりは格段に内容がよくなったと思っていますので、これからも買い続けると思います。

 

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TMS受賞者懇親会

もうあの会合があって一週間経ちましたが、気持ちのよい会合だったと思います。

今回のTMSコンペで準佳作以上の受賞者は私含めて41名おられますが、出席者は24名なので、出席率は60%とかなり高率です。北海道や沖縄から参加されている方もおられました。還暦越えの方が67%と工作層の高齢化は着実に進んでいるようでした。

なぜ気持ちのよい会合だったか考えてみると、参加者がみなさん実際手を動かしている方ばかりなので、ご自分で手は動かさずに他人の作品を見て実態なしにアレコレいわれる方がおられなかったことが最大の原因かと思います。模型店の店頭や模型クラブでも、ある程度はそういう方おられますね。とはいっても車両工作系クラブでもそういう方は一部混じっていますが、かえってそういう方を排除してしまうと、これから工作してみたいという方への門戸を閉ざすことにもなりかねないのが、難しいところですね。まあ実際、アレコレ言っていた方も手を動かしはじめると脳内理想論は語られなくなるのは面白い現象です。いつまでも手を動かさない方のお姿は、いつの間にか消えていますね。

選外努力賞の方も呼んでいただいた方が、輪が拡がるかと思いましたが、今回の参加者の半分ぐらいの方ともお話しできなかったので、やはりこの程度の人数がよいのかもしれないです。

TMSで作品とお名前だけしか拝見したことのない方とリアルにお話しできるのは楽しいですね。

私も一言あいさつのとき「こういう楽しい会に参加させていただけるなら、次回のコンペも出品して入賞を目指したい」とスピーチしてしまいましたが、二年後も頑張ってコンペに応募したいと思います。

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TMSコンペ作品展示会 

2/12写真追加しました

TMSコンペ作品展示会がモデルズIMON渋谷店で開催されているので、週末に上京して見にいってきました。そして土曜日午後新型コロナ流行のため4年ぶりに開催された受賞者懇親会に参加してきました。

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 TMS誌上で写真を拝見するのと現物を見るのとはやはり違うと実感しました。

 今回他の方の作品拝見して思ったのは 車両側面は綺麗に塗装されていても、屋根はやはり軽くウェザリングされている作品が多いことでした。個人の好みもあると思いますが、屋根が綺麗だとやはり何か実感に欠けると思います。私も出品前に屋根をそのままにするかウェザリングするかで悩みました。黒やそれに近い色だとウェザリングは必要ではないかもしれませんが、グレー系だと軽くでもウェザリングした方がよいと感じました。屋根上を強くウェザリングされている電関の作品もありましたが、実物の印象をリアルに表現されているのだと思いますが、私の好みとは違いました。

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 また今回入線した京急1500形電車の作者の伊藤さんは、京急電車の赤は自分にとってはイタリア車のアルファ・ロメオの赤だといっておられましたが、非常に綺麗な色をしていました。最近は実感的に塗られたモデルが多いですが、綺麗な色の模型が入賞していたのは、「実物再現より模型としての美しさを追求したい」派の私も嬉しかったです。とはいっても屋根上はパンタ周辺を中心にウェザリングはされており、決しておもちゃぽいあるいは装飾品のようなモデルではないという印象を受けました。

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  あと印象に残ったのが、青木さんの自由形電車です。市販の電車エッチング板の切り継ぎ短縮化改造だそうですが、何度も切り継ぎ位置を変えた図で検討して一番格好のよいところに決めて、製作されたとお聞きして、バランスの良さが納得できるような気がしました。

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 また懇親会で同席した青木さんと電車や客車で中に人形を乗せるかどうかという話になったのですが、運転士や車掌などのスタッフは時間帯によらず必ず乗っているのでよいが、乗客は朝夕ラッシュ時、学生の登下校時間、昼間の閑散時で様子が変わってくるので、乗客を乗せてしまうと かえって状況(時間)が固定されてしまうので、表現の自由度が制限されるので乗客の搭載はしていないというお話しをうかがったのは、そういう視点もあるのかと驚き納得しました。

 また他人の作品にケチはつけたくないですが、今回いろいろな意味で話題になっている 銀色のD50については、私は未塗装であることや洋白製の本体に真鍮製のパーツが散在しているのが・・・という多数意見?より、サンドドームの形態把握がイマイチだという印象を受けました。またこういうことを申し上げては作者に失礼かもしれませんが、テンダー台車までも洋白で自作されているようですが、機関車本体で数点真鍮色の既製パーツが残ったというのが、フィニッシュ直前で息切れされたのではないかと思いました。見映えだけをいえば、真鍮製のパーツを銀色メッキすればよいのでしょうが、もう少し洋白素材からの加工で頑張っていただけたら素晴らしい作品になったのにと少し残念に思いました。

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 受賞者懇親会は、井門さんのブログで紹介されています。出席者は工作も上手な方が多いですが、何しろ皆さん手を動かしている方ばかりなので、話が盛り上がりました。 その後有志で渋谷の居酒屋で二次会してホテルに帰りました。

 日曜日は一年ぶり?に方南町の珊瑚パーツに行きました。今回は製作中の9600のブレーキ部品の調達が第一目的だったのですが、またプチ散在して罪庫増やしてしまいました。ということで楽しい週末が終わってしまいました。

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 某氏にいわせると 今回は上位入賞(入選)のモデルが、伊豆急電車以外はキット利用であり、佳作でもキット加工が多く自作モデルが軽くみられたのではないかということですが、私は違う見方をしています。上質なキットを利用して、基本的な工作の手間を省いて、それで生まれた時間をキットの付加価値の工作に回した作品が上位入賞しているのではないかと思います。また自作といっても下回り台車や走行装置のパーツ利用しているモデルも多いので、どこまでが自作といえるのかというのも厳密には区別しにくいと思います。

 

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テンダーの長さについて

昨年のJAMの久保田さんのクリニック何度も繰り返して拝見しています。

ともするとフラックスを使ったハンダづけのことばかりが話題になっていますが、久保田さんが日本型蒸機のテンダーは短いので気に入らないといわれているのも興味深いです。米国型蒸機をみていると日本の蒸機はテンダーが短いのが恰好良くないと私も思います。日本は水事情がよかったのと、駅での線路有効長が短かったので、大きな長いテンダーは採用されなかったようですが、米国形のように長い方がバランスがとれていると思います。

自作されたD51もテンダーはスケールより少し長くされたのも宜なるかなとは思います。

ところが9600は短い二軸テンダーがお気に入りだったようで、なぜだったかなと不思議に思います。むしろ8700のボギーテンダーを振り替えた、9608とかの方がお気に入りだったのでは?と思うのですが、もしお目にかかる機会があればおたずねしてみたいところです。

 

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今年の振り返り 来年の抱負

みなさんと同じように今年の振り返りして、来年の抱負を書いてみようと思います。

今年は頭の病気を患ったため、1ヶ月入院して、2ヶ月仕事を休んだので、あまり模型は進みませんでした。

ただ歩行失調障害は3,4ヶ月続きましたが、手の運動障害は1ヶ月ほどで消えたので、模型製作に支障がでるような後遺症は残らず模型製作はつづけています。

ただ発症後半年経過した今も認知・判断力や記憶力は元には戻っていない気がします。病気の後遺症のせいにしていますが老化なのかもしれません。

2年前のTMSコンペに天候不良で塗装出来ず 出品し損なった120形と古典客車に手を加えてTMSコンペに出品し、過分にも佳作をいただきました。

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入会しているクラブKKCの共作お題が、D形蒸機だったので、本命が製作できなかったときのピンチヒッターとして手軽にまとめた9mmナローの自由形Dタンクが、未塗装完成しました。よく走ります。

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9600もKKCお題として製作しましたが、珊瑚二軸テンダー96キットを素直に素組みせず、ボコボコにシバき倒して(kit-bashing)しまったので、意外に手こずって塗装のぞけば90%完成でおわりました。来年前半までには塗装にこぎつけたいです。

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どうも機関車作るのが楽しいので、客貨車や地面モノには今年もほぼノータッチで終わってしまいました。

 

来年もクラブKKCのお題は、再度D型蒸機になったので、今年未完におわったフリーランスの英国型テンダー機を作りたいと思います。

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上が9150で片野正巳さんの「一号機関車からC63」までから引用したイラスト、下がそれを改変した構想図です。

あとはもう一つの参加しているクラブHOJCのお題も「Dのつく車両」でこちらもD形機関車でOKらしいので、D&RGWのコンソリC-16の同系機でオセアニアに輸出されたサブロクの機関車をつくろうと思います。これは1/87 12mmで作ります。C-16はスタイルのよいコンソリで、日本にはもう少し大きい9000形が輸入されていますが、北海道の小炭鉱がサブロク(1067mmゲージ)のC-16同系機を輸入しても不思議ではなかったと思っています。プロトタイプとしてはオーストラリアのクイーンズランド州営鉄道やニュージーランド国鉄の機関車が候補にあがっていますが、まだ検討中です。

あとはコンさんのコッペルDタンクみて作りたくなった、9mmナローのオーストリア帝国陸軍の軍用Dタンクも目論んでいます。これは息抜きに自由形化してチョロチョロっと作りたいです。

あと仕掛かりのオーストラリアのモーガルマン島の1Bタンクも手を出すかもしれません。

 

これまで仕事のついでをふくめてときどき汽車見外国旅行には行っていましたが、今年病気をしていつまで元気で海外に行けるか自信がなくなりました。体力と気力があるうちに見ておきたい機関車や鉄道は観にいかないといけないと痛切に感じました。

来年は英国に出かけて、以前計画しながらもコロナ禍で行けなかったstatfold鉄道博物館に是非行こうと思っています。健康や仕事のスケジュールや、英国の鉄道ストライキ、外国の戦争の影響で支障が出ず無事行けることを祈っています。

 

年末年始の休みは、一年の計は元旦にありとかいうので、元旦から工作台に向かって工作をしようと思いますが、ついつい酒食に溺れて飼い猫とゴロゴロして終わってしまいます。今年は2号機が増備されたのでなおさらです。

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ではみなさんもよいお新年をお迎えください。

 

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