レイアウトの構想(11)  鉄道模型の部屋進行状況

新居の工作室兼レイアウトルームの工事が進んでいます。
天井はクロス貼り、床はクッションフロア仕上げですが、壁はシナベニアを貼った半完成仕様での納入となります。床はボール盤なども設置するので、既製の床の上に合板を2重に敷いて強度の高いシートを貼ってもらうことになりました。
窓には換気扇利用の塗装ブースを設置します。
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壁面のカウンター状の窓は、この前に駅を設置して駅本屋などが裏の正面玄関側からも眺められるようにしようというアイデアです。
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英国から荷物が届きました

本日英国から荷物が届きました。
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PECOのHO/OOゲージ用ポイントです。レイアウトの線路の検討用に取り寄せました。

中型ポイントと大型カーブポイントです。

これまでもPECOのポイントは使ったことがありますが、最大の弱点はフログがプラ製で使っている間に摩耗するので耐久性に難があることです。といってもそれ以外の部分の耐久性は抜群?で40年近く前の高校の文化祭のレイアウトで使ったポイントがまだ使えます。
最近?エレクトロフログという金属フログの製品も発売されたようなので購入してみました。
このポイントの電気方式は、篠原などと同じ選択式ですが、裏のジャンバー線を一部切断して配線することによってDCCの非選択式にもなるようです。
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なお#83のポイントのエレクトロフログは、正規代理店の機芸社でも扱っているようですが、#100のエレクトロフログは取り扱いがないようです。並行輸入している日本の模型店で扱っているところもあるようですが、今回は直接英国の模型店から取り寄せました。
米国と違って英国は郵便事情がよく、普通の航空郵便で模型送っても問題ないようなので、送料も約600円と安くつきました。送料は英国のVATの免税分でまかなえました。

フログの寸法や車両の通過状況については後日またレポートします。


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レイアウトの構想(10)  レイアウトの高さ 補追

レイアウトの高さですが、150-160cmで検討中です。
私は大柄な方なので、目の高さが165-170cmぐらいとなります。

ところで過去のTMSなどを探してみると、発表された16番レイアウトでは
三軒家鉄道(TMS392号,レイアウトBOOK1に再録)が部屋周回式で140cmで一番高いようです。
また中尾豊さんの「蒸気機関車のいる周辺」のレイアウトセクション(TMS250,251号、レイアウトテクニックに再録)が、固定式ではありませんが、飾り棚の目の高さにおかれていたと記事にあります。中尾さんはそんな大柄な方ではないのでやはり150cmぐらいの高さに設置されていたのではないかと推測します。
ところでこのレイアウトセクション 以前大阪・梅田のマッハ模型に展示されていたことがありますが、現在はどうなっているのでしょうか?


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レイアウトの構想(9)  借景

部屋の窓の部分は、最初は棚の上は背景板で目隠しするつもりでしたが、ちょうど部屋の窓から近くの山がみえるので、そのまま借景にしよう思います。これは家内のアイデアです。やはり鉄道模型の素人の考えることはおもしろいです。一応取り外し出来る背景板も作ろうとは思います。 
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これはイメージ写真です。

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レイアウトの構想(8)  続レイアウトルーム兼工作室の仕様

ちょっと公私ともに忙しく、蒸し暑いのもあって過労で数日間バテて沈んでていました。というわけで車両模型は進んでいないです。

レイアウトルームについては、なかなかレイアウト棚の位置が決まらないので、壁の下地で石膏ボードを入れるところに、棚受け材や金具を付ける可能性のある130-160cmの部分だけ、巾30cmのコンパネを石膏ボードの代わりに横方法に鴨居のように水平にいれてもらうことにしました。これでその高さならどこでも棚受け金具などを付けることが可能となりました。表面はシナベニア仕上げです。
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米国などに多いツーバーフォー工法などの板壁の家なら、棚受け金具を壁にボルトで固定するのは容易ですが、最近の日本の家やマンションに多い石膏ボード貼りの場合は、ボルトが効きません。

レイアウトの高さは計画通り160cmにしますが、内装工事の段階で床を上げるロフト化については、現状ではレイアウトのイメージがわかないので、見合わせとしました。やるなら完成後 置き家具でロフト化することにしました。

棚板の材料はは施工業者さんに相談しても、撓みの少ないランバーコア材をすすめられました。ただランバーコア材といっても中の木によって重さも硬さも性質がかなり違うように聞きました。当然ながら、南洋材のは軽くて柔らかいし、松などになると重くて硬いらしいです。

7/26追記
施工中の写真です。この上にシナベニアを貼って仕上げとなります。
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レイアウトの構想(7)  レイアウトルーム兼工作室の仕様

新居(築25年のマンションのスケルトンリフォーム)の設計がほぼ終わって、見積が上がってきましたが、予想どおりかなり予算よりオーバーになってしまいました。というわけで、現在予算削りをやっています。ということで、レイアウトルーム兼工作室はかなりグレードダウンになりそうです。
内装は床と天井のみはプロに仕上げてもらい、壁面は未塗装キット状態で納入して施主仕上げ、レイアウト用棚は棚板をバラキット状態で納入、施主設置組み立てということになりそうです。レイアウト用棚の角材の切断ぐらいはできますが、大面積の合板の切断は、時間的にも無理なのでプロに依頼します。

またあまり幅広の棚だと壁に棚受け金具を付けて棚板を載せるのは無理がかかるということで、駅の部分などは下に収納家具を置いてその天板上にレイアウトの脚を立てる構造になりそうです。
また収納家具というのもピンキリですね。勿論品質は比べものにならないのですが、ホームセンターの安売り組み立て家具と家具職人に作らせるオーダー家具では、同じようなものでも10から20倍ぐらい価格差があります。棚などのオーダーでも家具屋さんに作らせるのと大工さんに作らせるのでは、全然価格が違いますね。住宅リフォームで話題になる「家具屋仕事」「大工仕事」の意味が理解できました。
レイアウトの高さに見合った収納家具をすべて家具屋にオーダーできればベストですが、そんなことをしていてはトンデモない金額になってしまうので既製品の利用であれこれ検討中です。メインの居住空間にはコストかけても、レイアウトルーム兼工作室はエコノミークラスということで、収納家具でもイケアから無印良品クラスのグレードで選定中です。

設計事務所には、米国カルンバッハ社が出版しているShelf Layouts for Model Railroadsも渡してかなり説明したのすが、やはりこういうのは施工例がないので、こちらが細かく指示していかざるをえないようです。

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レイアウトの構想(7) カーブポイントについて

最近 レイアウトの構想を練るために、レイアウトを見せていただいたり、オーナーさんにいろいろお話しをうかがっています。その中でよく出る話しが、カーブポイントの問題です。レイアウトプランを書いてみるとわかるのですが、カーブポイントを入れると非常にレイアウトプランが楽になるのです。
ところが実際設置してみると、分岐側からの割り込みとかフログの先端に車輪がコツンと当たるとかいろいろトラブルが出やすいので、設置後調整が大変だというお話しを聞くことが多いです。特に6番より8番ポイントでおきやすいらしいです。また篠原の8番カーブポイントはヨーロッパ製車両とはあまり相性がよくないらしいです。
勿論きっちり調整すれば調子はよくなるらしいですが、結構調整に時間がかかって大変だそうです。というわけでカーブポイントは避ける方が線路の調整が楽になるようなので、プランをもう一度練り直してみます。

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レイアウトの構想(6)  レイアウトは芝居か映画か?

レイアウトは芝居か映画か?

レイアウトのシナリーやストラクチャーをどこまで作り込むかというのは、大きな問題です。先日も書いた雲竜寺鉄道祖山線の帰納法「精密な車両には、実感的なシナリーを・・」というのを追求すると、車両模型の精密度がかなり上がった現在ではかなり精密度の高いレイアウトを作らないといけないことになります。

映画やテレビドラマでは、見かけ上は実物と同じようなセットを組んでそこで撮影がおこなわれますが、芝居の舞台では舞台装置は簡素なものですし、ときには実物とはかけ離れた小道具や書き割りだけがあって、そこで役者さんが演じることになります。
前者はあたかも実物のような空間が映像化されるのに対して、後者は観客が自分の想像力を使って空間を想像することになります。
鉄度模型の世界で前者を追求したのが、Chitesuさんがつくられるような精密レイアウトセクションですが、このレベルのものをレイアウトとしてある程度の大きさでつくるというのはなかなかできないと思います。もちろんプロが作ったものでは米国のFSM鉄道 (Franklin South Manchester RR)という巨大精密レイアウトも存在しますが、到底個人が自分だけで趣味として作れるレベルのものではないと思います。このレイアウト約15年前にまだ建設中のときに見学にいきましたが、「凄い」の一言でした。

むしろ凡人モデラーにとっては、車両と違ってシナリーやストラクチャーはある程度のレベルに抑えて想像力を働かせた方がよいと最近は思うようになりました。
また松謙さんがいわれるように「レイアウトには非均等な空間・時間の圧縮が必要」でありそれに矛盾しないように精密なシナリーやストラクチャーを展開するのはかなり難しいだろうと思っています。

以前どなたかが、「レイアウトという舞台で、車両という役者に、シナリーやストラクチャーを小道具として、鉄道情景という芝居を演じてもらう」と書かれていたのを読んで、それが理想のレイアウト在り方かと思いました。

まだ手をつけていない構想の段階でゴチャゴチャいうのも何ですが、全体のデザインにも関係してくるのですこし妄想にふけった一応の結論です。

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レイアウトの構想(5) 線路配置の概略は

文章で書いていてもわかりにくいので図で示します。
線路配置の概略は下記のようにする予定です。
赤が勾配線で、青が平坦線、緑が列車準備線とターンテーブルのある機関庫
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後は引き上げ線と貨物側線(ダミーにするかも)を追加するぐらいでしょうか
緑の列車準備線の中央部にリレーラーを設置します。
また列車準備線の一部にはギャップを切ってDCCのプログラミングトラックとして使用できる区間を設けます。


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レイアウトの構想(4) ヤード 機関庫 貨物側線

レイアウトの細かい線路配置などは、部屋が完成して後で決めればよいのですが、レイアウトを設置する棚の配置だけは、部屋全体のデザインや照明の絡みもあって早く決めておく必要があります。もちろん後で変更はありますから自分で追加工事は可能な仕様にはしておきます。

そこで問題になったのが、レイアウトの幅です。駅以外の部分は奥行き30-35cm本棚の上面に合わせれよいと思いますが、駅はどうしても幅広になりがちです。あまり広い棚をつくると圧迫感がでて部屋の居住性が落ちると設計事務所からはアドバイス受けています。
また駅に平行してヤードを設置するかどうかです。
ヤードについてはあまり収容力の大きなものをつくっても、自分の性格から考えると車両を放置してホコリまみれになりそうですし、たくさん線路つくっても自分の車両を全部並べるのは無理で、ハンドクレーンで収容箱から出し入れするという方が多いようです。というわけでヤードは省略して運転する車両を並べる線路を手前に一本だけ設置しようと思います。この線路にはENさんのアドバイスで踏切型?の組込リレーラーを設置する予定です。

あと機関庫とターンテーブルも設置したいのですが、先日お邪魔したUさんは機関区セクションをつくられてレイアウトと接続されたが、結局本線で運転するときには使わないので、はずしてレイアウトルームから工作室に持ちかえられたそうで、ターンテーブル作るのはよいが飾りなら別セクションでもよいのではないか?というアドバイスもいただきました。

一時期TMSでは「グルグル回しの運転だけではつまらないので、貨車の入換えなども楽しめるレイアウトプランがよい」といわれたこともありましたが、貨物側線や引き込みをつくっても結局飾りとか撮影用という方が多いようす。それなら最初からそういった線路は電気配線せずダミーで考えてもよいとも思うようになりました。米国とは違って貨車の入換えは流行らないようです。そういえば欧州や英国のレイアウトプランでは貨物引き込み線はあまりついていないような印象を受けました。このあたりも米国鉄道模型至上主義の悪弊かもしれません。

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