謹賀新年 旧年中には8450は完成せず
あけましておめでとうございます。
年開け早々 ネガティブな報告で恐縮です。
旧年中の完成を目指した8450ですが、KKC共作の11月の締切までに一時塗装までにこぎ着けたのですが、細部仕上げまでは手が回りませんでした。その後仕事や雑事に追われて時間がとれなかったのと、年末に日昇工業のコッペルキットという難物キットに浮気したので、昨日今日で少し色入れできた状態で年越しです。
細部仕上げの段階で、サンドームの砂撒き管がとれてしまったので、塗装したまま修復を試みましたが上手くいかず。サンドドームだけ塗装剥離しました。ハンダ付けがしっかりできていなかったのが破損の原因のようで、もう一度ロストパーツの元栓の砂撒き管取付穴をドリルで少し深く掘って、銀入りハンダを使ってハンダ付けをやり直しました。なおハンダ付けは、コテを使うより、バーナーの炎を絞って、元栓のロストパーツを局所的に、砂撒き管の真鍮線が鈍るくらい加熱した方がよいようです。もちろん再塗装します。
また共作締切対策で突貫工事をおこなったので、一部キニイラナイ箇所があり 一部作り直すかもしれません。
何とかこの正月休み中には仕上げだけでも済ませたいです。その後、もう少し直流でよく走るのを確かめてから、DCCサウンドデコーダーを搭載します。Tsunami2を載せる予定です。
なおこの写真は従来のiphone7のカメラです。TG6の焦点深度合成機能では、この写真のようなヒカリモノがあって被写体の輝度の差が大きい場合はうまく焦点深度合成できないようです。設定を上手く変えれば、綺麗に合成できるのかもしれませんが、今後の課題です。真鍮色一色の未塗装車体では全く問題なく綺麗に焦点深度合成できます。
本年の計画は、仕掛かり品の完成を目指すのが第一です。120形は京阪神官鉄開通時タイプの客車をつけて編成として塗装完成させたいと思います。あと宮沢Bテンダー改造フリーランス・モーガルの完成を目指しますが、一旦KKC共作でリタイアした オーストラリア・タスマニアのピーコック製モーガルも 最近ツイッターで鮮明な保存機の写真をみて、今年の11月まで共作締切が延長になったこともあり、再開するかという気になっています。
計画してたコンソリプロジェクト 9600と9500、フリーランス英国型サイドタンク付きテンダーは先送り延期です。
また昨年はコロナ禍のため表稼業の収入が減少し、食う困るまでにかならなかったのですが、模型を買う小遣いがなくなったので、終活というには早いのですが、罪庫不要品の整理・売却を始めました。手をつけてみると走らさない模型や組まないキット、使わないパーツ 読まない本・雑誌類がかなりあったので、本年も継続して整理して行こうと思います。
本年もよろしくお願いします。
8450(55) ボイラージャケットの色
今回は以前から一度やってみたかった、ロシアンアイアン風にボイラーを青く塗ってみました。
まだ主要部分を塗っただけで、細かい色入れはこれからです。
とれいん誌258号(1996年6月号)P.62に掲載された黒岩保美さんの8550のイラストのような塗りにしようと思います。
ロシアンアイアンというのは、塗装ではなく 鉄板に化学薬品を塗って熱処理したものだそうです。メタリックな青色といわれていますが、いろいろな色味があるようです。今回はタミヤのメタリックブルーを塗ってみました。最初はアサヒペンのメタリックブルーを塗ろうかと思ったのですが、テストで金属板に吹いてみると 粒子が粗くイマイチだったので、こちらにしました。
なお日本に輸入された機関車で、ロシアンアイアンのボイラージャケットの機関車があったかどうかはわかりません。
もし輸入されていても日本のような、高温多湿の気候ではすぐ錆びてしまうので、黒くぬられてしまったのではないかと思います。特に山陽鉄道のような海岸に沿った路線が多く、潮風の吹き付ける鉄道では保守できなかっただろうと思います。とはいっても、モデルの世界では自由に色を塗って楽しみたいと思います。
写真追加(11/17)
8450(54) 砂撒き管元栓 作用ロッド
私はディテールパーツのハンダ付けでは、砂撒き管元栓が一番むずかいしいと感じています。ハンダが少ないと外れるし、多いとディテールが埋まってしまいます。またボイラーの接合部も隙間ができないようにハンダで埋める必要があります。今回も少しディテールが埋まり気味ですが、ある程度ハンダを盛っておかないと強度がないので難しいところです。
今回はウィストジャパンの砂撒き管元栓のロストパーツを使い、取付孔の部分を1mmぐらいドリルでさらって、0.5φの真鍮線を差し込んでいますが、サンゴの200形用のパーツのように、砂撒き管と元栓を一体としたロストパーツにした方がスッキリ仕上がると思います。
サンドドームの作用ロッドも、クランクの部分が過大になりやすく、クランクのロッドとの接合部でハンダが外れることもおおいので、私はクランク部分はロッドの先端をL形に曲げて万力で押しつぶして表現しています。これならロッドとクランクが一体物なので、接合部で外れることはありません。このロッドはハンダづけせず、塗装後に黒染めして接着剤で固定します。
8450(53) フロントデッキまわり 排障器 デッキステップ
前端梁に排障器をつけました。デッキ上には、皿回し円板ではなくステップをつけました。クラーケンさんに聞くと、これはこの上に乗って前照灯などのメンテをするためのものらしいです。小さいパーツで強度的にも厳しいと思い省略するつもりでしたが、半田鉄道局さんが作られているのをみて、作ってしまいました。私はクラブ配布品の可動式バッファーヘッドを旋盤で加工しました。頭部の円板の直径は、少し大きめに2.8mmにしました。
排障器はイモ付けだと強度が保たないので、前端梁に穴を開けて先端を細く削った帯材を突っ込んで、ハンダ付けした後整形しました
キャブ下にはインジェクター給水管のを0.7φ真鍮線でつけました。
テンダー後部の排障器は形態がよくわからないので省略しました。
砂撒き管、その作用レバー、シリンダーブロック前面の逃がし弁、汽笛
煙室扉のナンバープレート、テンダーの検水栓
煙突キャップの挽き直し
が残っています(自分の覚え書きです)
8450をつくる(48)先台車復元装置
先台車の復元と線路への圧着は線バネで簡単にすませました。
シリンダー中心の上回り取付ねじを避けるため バネは途中をΩ形に曲げてありますが、左右とも同じように復元します。
今上回りのディテールで迷っているのは、ボイラーに洗口栓を追加するかどうかです。
追加
なお先台車の復元バネをΩ型に曲げるのは、自分の2850形で15年以上前に作っています。私オリジナルのアイデアではないので、TMSなどの模型雑誌でみたのだと思いますが、オリジナルの出典はよくわかりません。
より以前の記事一覧
- 8450をつくる(47)ディテール追加 2020.08.16
- 8450をつくる(46)キャブ下ディテール 2020.08.16
- 8450をつくる(45)ブレーキ装置(続) 2020.08.13
- 8450をつくる(44)発電機 2020.08.10
- 8450をつくる(43)PSCのヘッドライト 2020.08.01
- 8450をつくる(42)ブレーキ装置(続) 実物の話 2020.07.28
- 模型としての割り切り構造 2020.07.26
- 8450をつくる(41)ブレーキ装置 2020.07.24
- 8450をつくる(40)フロントデッキのディテール 2020.07.13
- 8450をつくる(39)テンダーのディテール(続) 2020.07.12
- 8450をつくる(38)ディテール追加 2020.07.10
- 8450をつくる(37)テンダーのディテール 2020.07.06
- 8450をつくる(36)機関車のパイピング 2020.06.28
- 8450をつくる(35)煙室のディテール、丸ピン 2020.06.14
- 8450をつくる(34)ハンドレール 2020.06.13
- 8450をつくる(33)発電機はどうする? 2020.06.12
- 8450をつくる(32)ランニングボードとボイラーの固定 2020.06.11
- 8450をつくる(31)テンダー縁取り 2020.06.05
- 8450をつくる(30)キャブ屋根 バックプレート 2020.05.31
- 8450をつくる(29)テンダー床板 2020.05.17
- 8450をつくる(28)モーター釣り掛けユニット 2020.05.14
- 8450をつくる(27)テンダー床板 機炭間ドローバー 2020.05.12
- 8450をつくる(26)ブレーキシュー バッファー 2020.05.07
- 8450をつくる(25)ガイドヨーク 2020.05.05
- 8450をつくる(24)ボイラーバンド 2020.05.03
- 8450をつくる(23)煙室サドル 2020.04.29
- 8450をつくる(22)スプラッシャーとランニングボードの関係 2020.04.28
- 8450をつくる(21)フロントデッキをつくる 2020.04.26
- 8450をつくる(20)先台車 2020.04.23
- 8450をつくる(19)スプラッシャーなど 2020.04.18
- 8450をつくる(18)モーターとギアボックス 2020.04.15
- 8450をつくる(17) キャブ下端梁をつくる 2020.04.12
- 8450をつくる(16) 煙突を作る 2020.04.11
- 8450をつくる(15) ランニングボードを作る 2020.04.09
- 8450をつくる(14) ドームの加工 2020.04.01
- 8450をつくる(13)煙突座をつくる 2020.03.29
- 8450をつくる(12)キャブをつくる(2) 2020.03.22
- 8450をつくる(11)ボイラーを曲げる 2020.03.15
- 8450をつくる(10)キャブをつくる(1) 2020.03.08
- 8450をつくる(9)シリンダーブロックをつくる(2) 2020.03.05
- 8450をつくる(8)クロスヘッドをつくる 2020.02.27
- 8450をつくる(7)シリンダーブロックをつくる(1) 2020.02.12
- 8450をつくる(6)煙室戸の加工 2019.11.24
- 8450をつくる(5)組立図 ヴォークレインシリンダー 2019.11.14
- 8450をつくる(4)テンダー床板 2019.11.06
- 8450をつくる(3) サイドロッドと主台枠 2019.11.04
- 8450をつくる(2)テンダー ボギー台車の可動化 2019.10.19
- 8450をつくる(1)テンダーから着手しました 2019.10.17
- 次の競作のお題は、モーガル(続) 2019.08.15
- 次の競作のお題は、モーガル 2019.08.06
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