ガーラットをつくる 二刀流カプラー

HO/16番のカプラーは、ケーディーやimonの自連ナックルタイプに集約されていますが、ゲージ9mmのナローでは、アーノルトカプラー、ループカプラー、ケーディー互換のナックルカプラー、朝顔式と百花繚乱の様相を示していいます。

自分は1/87のHOn30では米国形のみなので、ケーディーとその互換ナックルカプラーにしていますが、1/80-76では、猫屋線+トーマス系アーノルトカプラーと英国製品のループカプラーが混在してます。カプラーが違うので連結できないというのは楽しくないので、アーノルトカプラーとループカプラーの両方に連結可能なカプラーを自作して、ガーラットに取り付けました。

20220929-20-49-08

帯板を?状に曲げて、開口部にφ1.0の真鍮線をはんだ付けしました。

全体をまず銀色のニッケルメッキして、そのあと黒ニッケルメッキをしました。

20220929-21-08-42

アーノルトカプラーとの連結状態です

20220929-21-12-02

ループカプラーとの連結状態です。

なおアーノルトカプラーともループカプラーとも、自動連結・アンカプラーを使った自動解放はできません。

さらにナックルタイプと連結できればよいのですが、これは自分で作ったり、ある方に3Dプリンターで作ったカプラーをいただいて試用しましたが、まだすこし問題点があるようなので追々検討していきたいと思っています。

| | Comments (0)

ガーラットをつくる プロトタイプについて

今回の模型のプロトタイプとしたのは、ベルギー領コンゴ(現コンゴ民主共和国)のMayumbe線のAクラスのガーラットです。

May1a_th

Mayumbe線は総延長140kmの2フィート(610mm)ゲージの軽便鉄道です。

この機関車は、世界で最小かつもっとも美しいスタイルのガーラットといわれています。

このガーラットのメーカーは、英国のベイヤーピーコック社ではなくベルギーのリエージュLiègeにあるSociété de Saint-Léonardです。

1913年製で製造番号は1744です。

このメーカーのプレートはベルギーの王立中央アフリカ博物館に保管されています。その写真をwikiから引用します。

800pxplaque_de_locomotiveetat_indpendant

※追記

ガーラットの情報サイトhttp://users.powernet.co.uk/hamiltonは、閉鎖されたようですが、フルコンテンツが

https://web.archive.org/web/20120313072252/http://users.powernet.co.uk/hamilton/

から閲覧可能です。

| | Comments (0)

ガーラットをつくる 塗装後仕上げ中

当社猫屋線部門の5号機なので、だるまやの切り抜き数字「5」をキャブに貼りました。

ナンバープレートは、だるまやのピーコックは楕円が細長過ぎるので、出鱈目ですが形が似ていて気に入ったバルカンのメーカーズプレートを貼りました。

20220927-23-48-52

20220927-23-47-22

20220927-23-49-04

20220927-23-49-28

キャブディティールはウェザリングするとよくわかります。
機関士さんは1/76の英国人を探してくる必要がありそうです。
下回り,
火室あたりにはもう少し色を入れようと思います。

今週末の軽便祭には持っていきます。会場でどこかに置かせてもらいますので、探してみてください。

キャブ側板のみはアルモデル製ですが、これをアル中にまぜていただくのも少しおこがましいかと・・・

※追記

電気的には前台車がボイラー部本体と同極で、後台車が絶縁してこちら側のみ電線でモーターと結線されていました。未塗装の時にはそれでよく走っていたのですが、塗装すると前台車の車体受け部分の塗装を剥離しても通電が安定しませんでした。というわけで前台車と本体を電線でジャンバーしました。これで安定して走るようになりました。前後のライトは点灯できるように電線の孔は開けていますがまだLED未装着です。

 

| | Comments (0)

ガーラットをつくる 塗装後仮組み

塗装は悩んだあげく、赤と黒にしました。宮沢改造モーガルと同じタミヤの缶スプレーの光沢イタリアンレッドを吹いたら、派手過ぎたので艶消しクリアーをさらにひと吹きしたら落ちつきました。赤目の小豆色というかロイヤルマルーンみたいな色になりました。黒の部分も単色ではなく、ロックペイントの艶消し黒を吹いた上に、タミヤのアクリルカラーで少し色の変化をつけています。ボイラーは、カーボンの粉で軽く研磨して少し光沢を出しました。

20220912-23-46-36

ちょっと磨き出しが多く派手過ぎるので給水管は磨き出しではなく黒にしようか検討中です。

参考にした中央アフリカ・ベルギー領コンゴ(ザイール)でのプロトタイプの現役時代ではなく、英国の保存鉄道に引き取られたらこうなるだろうという状態を目指して仕上げを進めていこうと思います。

またプロトタイプは、ベイヤーピーコック製ではなくベルギーのリエージュ?のメーカー製のようですが、やはり楕円形のピーコックのメーカーズプレートつけたい欲求にもかられています。

 

 

| | Comments (0)

ガーラットを分解する

約10年間未塗装完成放置状態だった 杉山模型改造のガーラットを塗装しようと思い分解しました。20211010-18-41-16

分解で頭を悩ませたのはクロスヘッドとメインロッドの外し方です。
クロスヘッドをガイドヨーク側に一杯に引っぱると、ピストンロッドがシリンダー後蓋から外れます。そこでメインロッドを台枠側にこじると、クロスヘッドはH型ではないのでクロスヘッドがスライドバーから外れました。シリンダーは台枠に固定されているし、この外し方がわからなくて10年放置していたのです。いささか言い訳がましいですね。


20211011-23-42-42

何色に塗るかというのもまだ決めかねています。実物風より保存鉄道にでも引きとられて、キレイに磨き上げられた感じに仕上げたいと思います。ボイラーは赤か緑の艶ありに塗ろうと思っていますが、もう少し考えてみます。前後台車の水タンクも黒ではつまらないように思います。

このガーラットの製作記スレッドは下記のとおり

http://kotenki.cocolog-nifty.com/loco/cat24335479/index.html

| | Comments (0)

ガーラット改造計画(10)

この前の日曜日は、東京・浜松町のJNMAに行ってきました。
そこにこのガーラットを持参して、杉山さんに見ていただきました。
キャブ内のパイピングとか煙室扉ハンドルなどの一部を除いてほぼ完成です。
後部タンクに増炭部を固定し、給水口は背の高いものを自作して交換しました。
少しボイラーが太いのでは?というご指摘もある方にいただきましたが、
1/76だとこんなものではないかと思います。
520b 521b JNMAでのお買い物は、杉山さんで煙突とペアハンズさんでギアを買ったのみです。

| | Comments (2)

ガーラット改造計画(9)

逆止弁ですが、最初エコーの小型蒸機用をつけてみましたが、パーツ自体がやや大きいこともあってちょっと不細工でした。まあこの手のロコは不細工さが良いのかもしれませんが・・
P411

 

というわけで9200でやはり大きすぎてお蔵入りになった逆止弁をだしてきてつけてみました。キャブの下方に給水管が入るのは機構的にはおかしいのですが、スタイルとしてはこの方がいいですね。形態本意でこちらにしようかとも思います。

 

P409

| | Comments (2)

ガーラット改造計画(8)

キャブ屋根をつけました。ハンドレールなども追加しました。後は給水パイプや後部タンク上の増炭部などが残っています。ボイラーの固定は下からネジ止めにしました。前部台車を捻って強引にネジで締めています。
P1010386

 

P1010390

 

P1010391 キャブ内の配管はこれからです。

| | Comments (0)

ガーラット改造計画(7)

キャブ側板は、パーシー改造キットのエッチング板の下半分を利用しました。火室は前後方向が短かったようなので作り直しました。キャブティテールはエコーの小型蒸機用キャブインテリアセットやウィストのロストパーツの混成です。

 

P385_2

 

競作しているアルモデルの客車についてはクラブの主宰者のKNさんが、地震罹災されましたので当分の間情報提供を自粛させていただきます。模型関連の友人で罹災された方も数名おられます。みなさまのご無事をお祈りしております。

| | Comments (0)

ガーラット改造計画(6)

モーターは何とかボイラー内に収容できましたが どうやってボイラーを床板に固定しようか 頭を悩ませています。製品オリジナルは煙突とドームの間から長ネジで締めてありましたが、もう一工夫したいところです。
P1010374 P1010377

| | Comments (0)