ピーコックの豪州型モーガルをつくる(7)イコライザー

イコライザーを組み込みました。第1動輪は中央一点、第2,3動輪は左右各一点の三点支持です。動輪上重量を増やすために先台車はイコライザーから切り離しています。

まだこの写真では第一動輪上の横梁はつけていません。この後最下部の写真の様に横梁をつけて、中心をφ1.4ネジで支えます。

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ギアボックスは、高効率ギアに交換した6200からの派生品 トビーのダイカスト製をつけました。モーターは 強力なSS10Jのジャンクを搭載します。このロコは従来型のギアシステムで、イコライザーにもバネは入れていません。

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高効率ギアに交換した6200も8φトーマコアレスモータからSS10Jに交換して、走行試験中です。もう少しエビデンスを蓄積してからブログで報告します。モーターのパワーがあるためか、8φトーマコアレスモータのような走行抵抗変化による速度変化はなくなりました。



 

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ピーコックの豪州型モーガルをつくる(6)メインロッドとクロスヘッド

メインロッドは、t0.6洋白板より切り出しました。
シリンダー後蓋はエコーのロストパーツ2764です。
スライドバーは、φ0.8洋白線を万力で押しつぶして帯板状にしたものをはんだ付けしました。板材から加工したものより、腰があって曲がりにくいので私はこの製法を好みます。同じ洋白でも板と線ではかなり性質か違います。

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クロスヘッドもエコーのロストパーツ2769です。

メインロッドのクロスヘッドへの取付はIMONのロッドピンを使っています。一本¥120強と高価なパーツですが、頭が六角ボルトの形になっており感じがよいです。imonのホームページに寸法図も掲載されることを希望します。

 

 

 

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ピーコックの豪州型モーガルをつくる(5)シリンダーと先台車をつくる

シリンダーは5500キットのパーツを改造しました。オリジナルのシリンダー中心間隔は22mmですが、半分に切断して裏板を当てて、シリンダー中心間隔を25mmに拡幅してあります。若かった頃の自分ならこのパーツは棄てて、板から切り出していたと思いますが、最近は丸くなったのか?歳をとって大儀になったのか、なんとかパーツが使えればそのパーツを改造して使うようになりました。

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先台車は車軸部分をΩ形に曲げて、車軸にはめたカラー状の軸箱をはめこむ構造です。昔の蒸機製品によく見られた構造で、玩具っぽいとバカにしていましたが、動輪押さえ板がいらないことや組み立て後の注油が簡単なメリットに気がつきました。車輪はアルモデルのφ7.0で最初から軸箱が組み込まれています。

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 このベースにダミーの外側台枠を取り付けます

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ピーコックの豪州型モーガルをつくる(4)キャブをつくる

キャブは下半分が前に飛び出した、日本型だと5230形のような形態をしています。この部分は水タンクや炭庫があるわけではなく、スカスカです。なお5230形はスプラッシャーカバー兼用です。当時の英国型の流行のデザインのようです。

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珊瑚の5500形キットのキャブを改造しました。キャブ側板は真ん中で上下に切り離してずらします。前妻板は四角窓を丸窓に改造しました

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側板は前後一体となった手すりパーツを間に挟んで、t0.2の裏打ち板を当てて、それに半田で貼りました。キャブ側板の開口部カーブは新たに切り出しました。縁取りはt0.2の帯板を断面に貼りました。

前妻板は、φ7.0で開けた丸窓孔に、1mm厚にスライスした、φ7.0肉厚0.5のパイプをはめこんではんだ付けしました。ただそれでは窓枠が少し太くなるので、中をテーパーリーマーでさらってφ6.2ぐらいに仕上げました。

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キャブの外幅が29mmなので、ランボード幅は31mmとし、シリンダー中心間隔は25mmでつくります。

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ピーコックの豪州型モーガルをつくる(3)フレームとサイドロッド

フレームはt0.8の真鍮板を二枚半田で貼り合わせて、加工しました。外形を整形した後で加熱して二枚に戻します。それをアダチのネジつき主台枠スペーサーで仮組みしました。

ロッドはt0.6の洋白板から切り出しました。ロッド孔は、ロッドピン+0.1-0.2mmぐらいにするのが通例ですが、私は+0.05mmぐらいから回転時の引っかかり見ながら少しずつ拡げていきます。最初から大きめに0.2mmぐらいのガタしてもよいのですが、加工時の誤差もあるので少しずつ拡げていく方法に固執しています。ただ調整に2時間弱かかりました。

動輪は、もう40年以上前に購入したトビーの4030用φ13扇形バランスウェイトつきです。今回はタイヤを銀色に光らせたいので、虎の子罪庫パーツを引っ張り出してきました。このパーツは軸箱が入っていないので一旦分解して、KKC配給品のオイルレスメタル角型軸箱を入れて再組み立てしました。最初は珊瑚ののφ13.2動輪使おうかと思ったのですが、黒色タイヤなので止めました。

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ピーコックの豪州型モーガルをつくる(2)テンダー下回りをつくる

ピーコックのモーガルに着手しました。

テンダーは珊瑚5500キットをほぼそのまま利用します。まず下回りに着手しました。

このキットにはドロップ製の三軸台車が入っていますが、非常に厚くて見映えがわるいので、薄く削りました。フライスで大体削って、最後はヤスリの上にのせて仕上げました。軸穴は拡げて、φ3のエンドミルを手動ボール盤にくわえて仕上げました。

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中間車輪と後部車輪を結ぶイコライザー兼軸受は、t0.6燐銅板から切り出しました。ドロップ製フレームにφ1.0真鍮線のピンを立てて、これをはめこみます。前部車輪は、テンダーのウェイトをロコ本体に掛けるつもりなので、バネ支持する予定です。なお台車取り付け金具はそのまま使いましたが、取付孔の位置が変わったので、テンダー床板は、t0.8真鍮板から新製しました。

三軸テンダーは車輪が固定式だと集電がよくないので、私はイコライザーを入れて3点支持可動式にするようにしています。±0.3mmぐらいの上下動があれば十分だと思います。

 

 

 

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ピーコックの豪州型モーガルをつくる?(1)初夢妄想

初夢妄想というわけでもないのですが、以前クラブののモーガル(2-6-0 1C)共作で一旦エントリーしてリタイヤした、オーストラリアのBeyer Peacock製モーガルの再検討をしました。

新型コロナ禍のため共作の締切が一年延長になったので、もう一回やってみようかという気になりました。

タスマニア州営鉄道のCクラス南オーストラリア鉄道のWクラスなどの同系機があり、いずれも日本と同じサブロク(1067mm軌間)です

模型は珊瑚の5500形キットの改造で検討中です。パイプ煙突のタスマニアのCクラスもスッキリしていてよいのですが、やはりキャップ付き煙突のついた南オーストラリア鉄道のWクラスをベースに検討していこうと思います。

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上が改造予定図、下が珊瑚製品のオリジナル図面です。

実物でも煙室延長改造されたものもあるようですが、原形指向でいきます。

外国のサブロクというと南アフリカが有名ですが、オーストラリアやニュージーランドなどにも好ましいスタイルの蒸機が多く走っていました。日本に輸入されたピーコックは、4-4-0がほとんどで、あとはCタンク(東武鉄道A1 形, 1900形)やサイドタンク付きテンダー(7700形)ぐらいだと思います。このクラスの小型モーガルも輸入されても不思議ではなかったと思います。

 

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