独逸汽車見旅行(番外編) 三軸客車の軸受のばね座のカタチ

ドレスデン交通博物館に三軸客車が展示されていました。
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狭いところに押し込まれているので全体像は撮れませんでした。
両端の軸受のバネ座はノーマルな形なのですが、
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中央軸のバネ座は奇妙な格好をしています。
カーブで軸受が横方向に偏倚するとバネが回転するようになっているか?
機構がよくわかりません。
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他の車両でも確認しましたが、3軸客貨車の中央車輪にはブレーキはついていないようです。

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独逸汽車見旅行(3) ノイシュタットでBBマレーをみる

3日目は、ドレスデンからフランクフルト経由で、研修先のスウェーデン・ウプサラへの移動です。安い航空券で行っているので、約8時間乗り継ぎ時間があります。

ちょうど日曜日だったので開いている博物館はいくつかあったのですが
いちばんみたい鉄道聯隊のEタンクがあるFFM(フランクフルト軽便博物館)はあいにく開館日ではありません。フランクフルト市電博物館Darmstadt鉄道博物館も開いていますが、時間がたっぷりあるので、Neustadt/Weinstrasseの鉄道博物館にBBマレーを見に行くことにしました。
フランクフルト空港駅からICEに乗って30分でマンハイムについて、そこからSバーンに乗り換えて約30分でNeustadt/Weinstrasseに着きました。
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大宮鉄博の9850形と同じで切断モデルになっています。
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説明板の図面です
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やはり模型の参考にするのでも、図面と写真のみではイメージがつかめないところがあるので、可能なら保存機を見に行きたいです。
この機関車の展示案内を拙訳しました。
BBⅠ
製造年 1896年
動輪径 1330mm
全長  16934mm
最高速度 時速50km
蒸気圧 14bar
バーデン (1893 年)、プロイセン (1894 年) でマレー形貨物用機関車の調達使用を始めた後、バイエルン王立鉄道がこのタイプの機関車をミュンヘンのマッファイに注文した。機関車は1896 年に完成し、ニュルンベルクにおけるバイエルン州の展覧会で展示された。
2100形BBIは Aschaf­fenburg機関区に配属され、運用された。主にLaufach Heigenbrucken 間の勾配区間で運転された。他のドイツの鉄道でのBBマレー機関車のようにBBIも満足がいくものではなかった。異常な蛇行に加えて、常に前部台車(低圧エンジン)の蒸気管から蒸気の漏れが発生する傾向があった。
1903年Wurzburg機関区に予備機関車として配属されたが、再び1916 年にAschaf­fenburgに戻った。この機関車は、1922 年に最後の全般検査を受けた後、たまにしか使用されなかった。
また 1896 年マッファイはプファルツ州鉄道に 2 台の同じ機関車を供給した。
クラス G 4 の 2 台の機関車 (198号Bergと 199号Neuburg) としてこのバイエルンの機関車の姉妹の様に使用されたが、これらの機関車も二両とも、1923 年に引退した
1924年5月13日にバイエルン州の唯一の BBⅠ が退役した。ニュルンベルク交通博物館が購入して、機関車と展示のためカットした。 BBⅠは 14.5立方メーターの水と石炭の 6 トンを積載するテンダーを連結していた。
日本の9020(4600)形BBマレーとおなじで、運転成績はあまり良くなかったみたいですね。
ところで説明文の中に”Betriebsnummer”というドイツ語単語がでてくるのでが、日本語だとどう訳すのがよいでしょうか? ご存じの方あれば教えてください。

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独逸汽車見旅行(2) ツィッタウでザクセンメイヤーをみる

二日目は、ドレスデンからDCに乗ってツィッタウへザクセンメイヤーを見にいきました。
このZittauer-Schmalspurbahn(ツィッタウ狭軌鉄道)、毎日蒸機が走っていますが、ふだんは1930年頃に製造されたEタンクが列車を牽いています。
夏場は週末は古典蒸機が走ります。この週末はザクセンメイヤーが走るというので見てきました。
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前後台車でシリンダー径に差があるので複式のようです。
ドイツ型はバルブギアーが繊細で萌えます。
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ドイツ帝国鉄道ナローガレージ標準型機関車のEタンクも重厚で、それなりの貫禄がありますが、私はやはりメイヤーとか古典機の方が好きです。このEタンクは、1929年シュバルツコップ(ベルリン)製です。


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独逸汽車見旅行(1) ドレスデンでペショ・ブルをみる

一週間ほどスウェーデンに仕事の研修旅行に行ってきました。
その前3日間ほどなんとか仕事をやりくりして休暇をとって、ドイツに汽車を見にいってきました。

まず初日はドレスデン交通博物館で、ペショ・ブルドン式フェアリー機関車をみてきました。
ご存じのように、日本でも鉄道連隊が一両購入したフランスの軍用機関車です。
この機関車は、米国ボールドウィン製です。
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大きさとしては、イギリス・ウェールズのフェスティニオーグ鉄道のフェアリーと近い大きさで、ゲージもほぼ同じ600mmです。彼地のフェアリーは車両限界の関係かキャブの上回りを細く絞ってありますが、ペショ・ブルドン式はそのまま屋根までまで幅広のキャブが屋根まで延びているので、印象はかなり異なります。
またフェスティニオーグ鉄道のフェアリーは、スティーブンソン式弁装置ですが、ペショ・ブルドン式はメンテのしやすいワルシャート式弁装置を持っておりしかもアウトサイドフレームなので、下回りの印象も違います。

この機関車に会うのも、三回目で、約35年前(まだ東ドイツだった頃)、約10年前にもこの博物館に来ていますが、ずっと同じ場所に鎮座しています。前回は次回ご対面するまでには、模型を作りたいなと思っていましたが、まだ実現できずにいます。
この機関車の後には、ザクセンメイヤーも置かれています。
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翌日実際に動態保存機のザクセンメイヤーが走るところがあるので、訪問してきました。

ペショ・ブルドン式の細部写真はたくさん撮ってきましたので、自作したい方や製品化したいメーカーさんがあれば写真提供しますよ。なお図面(組立図)は、臼井さんの機関車の系譜図や花井さんの鉄道聯隊の軽便機関車に載っています。

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グラウドルグレン鉄道 マン島の鉄道

夢遊仙人さんが、マン島のグラウドルグレン鉄道のことを書かれていたので、私も2009年に訪問したときの写真を引っ張り出してきて載せておきます。この日は、シーライオン号ではなく、蒸機アニー号に火が入っていました。機関士さんと比較していただけばよいのですが、とにかく小さな機関車です。この機関車もバグナル製です。
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馬車鉄道も元気に走っていました。
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とはいっても、マン島に行った本命はこの機関車でした。
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こういう美しい機関車の模型を作りたいです。

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フランス・バスクで La Rhune登山鉄道に乗りました

先週フランスといっても、スペイン国境近くのバスク地方に行ったときに、登山鉄道に乗りました。
La Rhune ラ・リュヌというスペイン国境の尖った山に登る鉄道で、頂上駅からは、フランスのバスク地方が一望のもとに見えます。
ラック式の鉄道で電化されています。列車は電車ではなく、小さい電気機関車が2両の木造客車を押し上げます。電気機関車の上回りが木造なのがおもしろいです。また電化方式は三相交流らしく、小さなパンタが二つ並んでいます。
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電気機関車はEBですが、車輪は駆動されておらず、ラックレールにかみあったギア駆動のようです。車庫前のモニュメントです。スイスのマッターホルンバーンなどと同じですね。
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ベルリンのハンブルグ駅

ベルリン中央駅近くに、ハンブルグ駅美術館という現代芸術の美術館があります。
これは昔、ハンブルグ方面への鉄道のターミナルだった旧ハンブルグ駅を改装して美術館にしたものです。使われなくなった鉄道駅を改装して美術館にしたのではパリのオルセー美術館と同じです。
特に鉄道関係の展示があるわけではないですが、展示ホールになっているアーチ屋根の下で、昔ここから蒸機に牽かれた列車が出発していたのだと想像するだけでワクワクしてきます。
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なおベルリンも昔は、ヨーロッパの他の大都市と同じように方面別にターミナル駅が分かれていましたが、東西ドイツ統一後に新しく中央駅(Haupt Bahnhof)が建設されています。そして現在ハンブルグ方面のICEはこの美術館から数百メートル離れたベルリン中央駅の地下ホームから発着しています。

今回は二年ぶりのベルリンです。前回は仕事半分だったので、時間の制約で見ることができなかったこのハンブルグ駅とドイツ国会議事堂を見学しました。


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ブダペストの鉄道博物館

先週仕事でハンガリーのブダペストに行ったので、鉄道博物館をのぞいてきました。
転車台の周りの扇形の線路に蒸機が展示されていました。
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左手の方が古典機で、右手の方が近代機です。製造年順に並べてあるようです。
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ハンガリーも初期は、ドイツ製やオーストリア製を輸入していたようですが、後には社会主義時代を含めて自国製造していたようです。

私の興味があるのは古い時代の蒸機なので、たくさん写真を撮ってきました。
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標準軌なので、アウトサイドフレームの蒸機は、弁室がシリンダーの上ではなく、台枠内側にもってきているようです。
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ここへ行くには、地下鉄M3のLehel térで下車して、14番の路面電車に乗り換えて、Rokolya utca停留所で降りて歩いて10分弱です。


この博物館とは関係ありませんが、ハンガリー型蒸機をスクラッチしているかたのHPを教えていただきましたので、リンクしておきます。

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Didcot の Trojan

今回の英国行きで一番見たかった機関車はDidcot Railway Centerの Trojanです。
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なぜかというと、この機関車は私の大好きな機関車トーマスにでてくる緑色のBタンク パーシーのプロトタイプといわれていることと、国鉄1030形とおなじメーカー英国Avonside社で製造されており、製造番号も6番違いなので、ほぼ同じスペックで作られているだろうということです。Trojanが1897年製で製造番号が1386 1030形が1898年製で製造番号が1391 です。
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なお1030形は中越鉄道が輸入して、阿波鉄道経由で国鉄籍に入っていますが、国鉄時代はサイドタンクになっていますが、メーカー出荷時にはサドルタンクだったという謎の機関車なのです。詳細は機関車史研究会の「エイヴォンサイドの機関車」P23-25をご覧ください。ヤフオクの写真に出ている組立図が1030形です。
1030形も模型の製作予定には入っています。そこで上記の本に組立図は載っていますが、やはり実際にスタイルの似た機関車をみてイメージをつかんでおきたかったのです。
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Didcot Railway Center は、旧グレートウェスタン鉄道の車両を中心に保存している鉄道博物館です。ロンドンのパディントン駅からオックスフォード行きの快速に乗ると一時間弱でもより駅のDidcot Parkway駅に着くので便利です。Didcot Parkway駅では駅構内の地下道から直結です。ヒースロー空港からは電車でも、Readingまでの空港リムジンバスと電車を乗り継いでも一時間半ぐらいで行けます。

追記
1030についてはクラーケンさんがサイトで詳細な解説をされていました。あわせてごらんください。

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ロンドンのExpoNG(軽便祭)に行ってきました

K大先生やK兄、Sさん、HさんとロンドンのExpoNG=ロンドンの軽便祭に出かけてきました。
初日はロンドンに夜着いて、2日目ははブルーベル鉄道に出かけました。私は6年ぶり二度目の訪問です。
一昨年に、EastGrinsteadまで再?開通したので今はロンドン・ビクトリア駅から直通電車で一時間弱で行けるようになり便利になりました。
今回乗った列車は0-4-4の緑色のタンクロコが牽引していました。何度見てもサザングリーンは綺麗な色ですね。
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ブルーベル鉄道の素晴らしいのは、蒸気機関車だけの車両保存だけではなく、建築物の保存、駅のスタッフなども当時の制服姿というように、鉄道の全てが復元保存されており、まさに古典鉄道のテーマパークというところです。まるでイギリスのレイアウトの中に実際いるような感じでした。私のような明治・大正時代の鉄道をプロトタイプに模型をやっているものには、車両だけではなくストラクチャーや鉄道の雰囲気が非常に参考になります。

3日目はいよいよExpoNGです。会場はロンドン郊外の市営総合スポーツセンターのようなところ。この中の体育館が会場です。さつき会館時代の日本の軽便祭と同じように、業者さんとアマチュアの出展者のブースが混在しています。出展者はイギリスだけではなく、フランスやオランダ、スイスからの出展者もありまました。われわれの日本グループも机三つに展開しました。Sさんは日本からレイアウトを持参、K兄はいつもどおりの銀座軽便倶楽部のお仕事です。私とK大先生は車両を展示しました。
10時の開場5分前の準備中の様子です。
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展示の詳細は他のレポートも多いので省略いたしますが、印象に残ったものを書いてみます。
1/34 16.5mmゲージの模型ははじめてみました。よい大きさだと思いました。
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このレイアウトでは、フック型のカプラーですが、DUもやっていたのは感心しました。
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カプラーといえば、米国型以外はケーディーはほとんどなく、フック型カプラーでしたが自動連結・開放をデモしているレイアウトがおおく見られました。

レイアウトは展示用に作られたレイアウトが大半で、移動出来るホームレイアウトを持ち込んでというのはなかったようでした。
また同じレイアウトでも、イギリスとフランスの出展者のものでは色調が違うのはおもしろいと感じました。上がイギリス、下がフランスです
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業者さんもたくさん出展していましたが、少しパーツを買ったぐらいであまり買い物はしませんでした。キットも現物を見ていくつか欲しいものはあったのですが、衝動買いすると罪庫化する可能性が高いし、会場で買っても空港で還付手続きが簡単には出来ないので止めました。(日本から通販で頼むと、20%の消費税が免除になるので、その分で送料は出ることが多いです)ただ杉山模型のマレーのプロトタイプが掲載されているレビュー誌のバックナンバー77号が入手できたのが幸運でした。

4日目はもう帰国ですが、ヒースロー空港に行って荷物を預けてから、Didcot Railway Centreを訪問しました。ここはグレートウェスタンの保存車両が中心です。
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ここでは、是非見たかった一両のロコがあったのですが、それについてはまた後日書きます。
当日は霧が深かったのですが、ここに訪問した時だけは綺麗に晴れました。

濃霧のため帰りの飛行機は2時間近い遅れとなりましたが、グループ全員無事帰国しました。

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