PFM/SL-1のアナログサウンドシステムでは、ブラスト音はノイズ音のオンオフで合成しているので、ブラスト音の長さを操作ツマミで好きなようにしてカットオフ時のブラスト音を楽しめますが、DCCでは同じことをやろうとしても現状では無理です。
カットオフ時のブラスト音ファイルを別に用意しておいて、カットオフをかけたときには、カットオフ時のブラスト音に切り替えて鳴らすようにするしか方法がないようです。カットオフの程度で数種類の音源ファイルを用意すればよいのですが、音源ファイルの用意が面倒なので、とりあえずカットオフをかけたときに鳴らすような音を作ってサウンドフローのプログラムを書きました。

その一部分を上に示します。変数share2が0のときはフルギアで、1のときはカットオフがかかります。
aux2は、プログラム実行時のデバッグのために点灯させています。
本来は一つの速度段階ごとに4つのカットオフ時のブラスト音のファイルつくる必要がありますが、手抜きで2個にしています。
これでカットオフ時のブラスト音の変化は擬似的に鳴らせます、とはいってもPFM/SL-1のアナログサウンドシステムのように運転者が任意の量のカットオフをかけるわけにはいきません。
SoundTraxxやESUのTsunami2のカットオフ時のブラスト音もこれと同じロジックで鳴る仕掛けのようです。
☆追記
F4を押すと変数share2がトグルで0と1に変化するサウンドフローcutoff.csvは下記のように書きました。

これをmain.csvに書き込んで、F4のオンオフでサウンドフローcutoff.csvが実行されるようにします。

本来なら原波形からサンプリングしなおすべきでしょうが、配布されているサウンドファイルに含まれる音源ファイルをAudacityを使って加工して、それらしく聞こえるカットオフ音を合成加工しました。
上が原波形、下がカットオフ用に加工後です。

☆さらに追記 7/18
カットオフがかかっているときのブラスト音は、自分で保有している別音源からサンプリングもしてみたのですが、なかなか自分のイメージにあるようなブラスト音(軽くて歯切れのよいブラスト音)がみつからないので、配布されているサウンドファイルにふくまれる音源ファイルをそれらしく聞こえるように加工しました。
これも可変時間汽笛機能つきサウンドファイルと同様に二次配布は可能と考えてよろしいでしょうか
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