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珊瑚の小型オイルメタル軸箱(続)

コンさんがブログに書かれているように、珊瑚の小型オイルメタル軸箱(旧 890-3)は少し鍔の部分が厚すぎるようです。私はさすがに横フライスはもっていないので、旋盤のφ6.0用のERコレットにくわえて削りました。ERコレットに加える時は芯押し台にφ2.0ぐらいの棒(写真はドリルの尻)をくわえて、それに軸箱をはめてガイドにすると手勝手がよかったです。最後はドリルチャックで軽く押してやると、きっちりERコレットにはまって寸法が出やすいです。
最後にERコレットから外すときも下に落としにくいです。

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右が未加工、左が加工済みです。鍔を0.45mm厚に削っています。副次的な効果として、ERコレットにくわえたとき軸箱のペデスタルにはまる部分のカドが丸くなりました。他メーカーのオイルレスメタル軸箱でもこの部分のカドが落ちている製品のほうが、組み立て易いです。

軸箱の鍔は薄くして動輪の左右動を大きめにとって、最後にポリスラーダー(ナイロン樹脂に黒鉛を配合して摺動性を向上させた素材 )の黒色ワッシャをはめて動輪左右動を調整しています。

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1030原形をつくる (5)ギアボックスをつくる(続)

ギアボックス組み上げてみました。

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側板は寸法通りに加工できているはずなのですが、組み上げると微妙な狂いがあるのか、アイドラーギアの軸(φ2.0X1.5のステンレスパイプを使用)の太さが微妙に違うのか、抵抗なくスルスル回るようにするには少し調整が必要でした

アイドラーギアーと軸受もヌルッとガタなく回るようにできました。今回はだるまやのM0.25ギアを使ったので、アイドラーギアが2枚入ることもあって、やはり噛み合わせ調整はM0.4ぐらいのギアに比べると少し面倒でした。

ギアボックスはとにかく回転軸のガタがなく、ギアがきっりり噛み合っていることが騒音・振動を出さないためのキモなので慎重に仕上げました。

あとはモーター取付板をハンダ付けします。

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当初の設計よりギアボックスが大きくなってしまったので、少し設計変更が必要なようです。ギアボックス自体ももう少し小さく削ります。

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軸穴の調整

今回のワフのような軸受では、軸穴の深さは既製品そのままでは使えないことが多々あります。

そういうときは軸穴をドリルでさらって深さを調節していくのですが、あまり深くドリルで掘りすぎると貫通してしまうことがあります。

そこであとどのくらい軸受の肉厚が残っているかを調べるのに便利なのが、このキャリパーという道具です。

本来は歯科技工士さんが歯に被せる金属冠の厚さを測定するために使う道具です。私は広島のOZさんから教えてもらいました。

これを使って残りの軸受の肉厚を測りながらドリルで軸穴をさらっていくと貫通させる失敗がありません。

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この軸穴は貫通していないので「軸孔」ではなく「軸穴」ですね

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1030原形をつくる (4)ギアボックスをつくる

ギアボックスを作りました。火室内にギアボックスを納めてサドルタンクの下からのぞくボイラー下面にギアボックスが見えないようにします

ギアはだるまやのM0.25ギアを使いました。動輪に歯数32枚のギアをいれて、モーターまでに31枚と24枚のアイドラーギアー2個を挟んでいます。この機関車には、φ10X20mmのコアレスモーター搭載予定ですが、12V定格回転数が、13500RPMと少し速いので、ギア比は大きめにしました。

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ギアボックスの側板の加工は、けがきノギスでケガいて、オプティカルポンチでセンターをマークして、ボール盤で孔を開けました。最初はクロステーブルの送りで寸法を出して加工しようと思ったのですが、上記の方法で十分精度が出ました。二枚をハンダで貼り合わせて加工しています。こういう部品加工は精度の絶対値を求めるより、左右差がなく軸の平行性を出す方が肝心だと思います。なお加工した軸孔の間隔測定すると一応いわゆるノギス精度1/20mm以下誤差 の精度は出ています。

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珊瑚の小型オイルメタル軸箱

鉄道模型のオイルレスメタル軸箱は、軸孔φ3.0 5mm角が標準ですが、珊瑚模型からは軸孔φ2.4 4mm角の軸箱も発売されていました。製品番号は旧890−3です。

最近は蒸機の動輪で車軸がφ2.5のものが結構ありますが、その珊瑚の軸箱はφ2.5のストレートリーマーを通すことにより使うことができます。

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簡易手回しボール盤にストレートリーマーをくわえて、バイスで保持した軸箱の孔を拡げました。

この簡易手回しボール盤はドリルを使った孔開け作業にはイマイチですが、こういったリーマー作業やタップ立てには非常に有用です。これは亡くなられた京都の畑さんに教えていただきました。
おそらく中華製だと思いますが、廉価なので一台あってもよい工具だと思います。なお軸に入っていたスプリングは抜いています。

 

 

 

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エッチング板貨車を組む(8) Rail classic のワフを改造する(続*3)フカひれイコライザーを組みこむ

床下にはフカひれイコライザーを組み込みました。

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赤い点線が回転軸、青い点線が等角逆捻りのためのリンクです。

詳細はフカひれイコライザーの解説記事を読んでください。

 

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なおφ1.0真鍮線を曲げて作ったフカひれリンクの受け(赤矢印)にはアルモデルのエッチング抜きのパーツを使いました。これを真ん中で半分に切って使います。連結部の幅が0.9mm強なので、1.0mm孔をあけて差し込んでハンダ付けするとちょうどよいです。

クラーケンさんのように、ブレーキ機構をフルディティールに作り込むつもりはないですが、側面から見ると少し寂しいので、一部のロッドだけでもつけようかとは思っています。

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1030原形をつくる (3)動力装置の検討

 前回1/76で作るか1/80で作るか 迷っていると書きましたが、結局1/80寸法ベースで高さ高め、模型ではフランジが大きいので縮尺そのものの寸法ではシリンダーと第一動輪が当たってしまうので、シリンダーブロックを前方にずらす必要がありました。それにともない煙室も前に移動させて、サドルタンクも少し前に延長する必要がでてきました。動輪はφ12を使います。

 またもう30年ぐらい前にクラブ配布品としてワイヤーカットで外注した1100用のフレームが見つかりましたので、これを利用することにして寸法を調整しました。

 動力装置が悩みの種でした。米国型のサドルタンクでは、プロトタイプがほとんど密閉キャブなので、キャブ内にモーターを置けば、サドルタンク下から見えるボイラーの下半分に不細工なギアボックスとそのための切り欠きが見えることはありません。ところがこの機関車はセミオープンキャブだし、バックプレートのディティールも作りたいので、その手は使えません。モーターはボイラーとサドルタンク内に収納する必要があります。そのためスパーギアやベルトなどでモーターの回転軸を下に落すことも考えましたが、その方法は騒音が出やすい欠点があります。

 結局モーターから動輪までにアイドラーギアを2個使う設計にすれば何とか収まることがわかりました。現在はナローガレージから互換品が発売されている 旧だるまやのm0.25ギアシステムでうまく寸法にあうものが見つかりました。モーターは10mm径20mm長のコアレスにフライホイールをつけるつもりです。

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 どうも私は、H御大のような着手すると完成までは他の機関車には手を出さないやり方は性にあわず、何両か並行して手がけて行き詰まったら他のものに移って、また解決策がみつかれば途中のものに戻るというのが、模型製作でストレスが貯まらないのでよいようです。だから仕掛かり罪庫も多くなってしまいます。と言い訳をしておきます。

まあこの機関車もぼちぼちやります。といっても今年の9月のクラブ集会までには完成させたいです。もう半年を切りました。

そういう意味ではクラブの共作やコンペというのはよい刺激となります。

 

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エッチング板貨車を組む(7) Rail classic のワフを改造する(続々々)

ワフを何とかまとめました。

ブレーキハンドルカバーはφ8の真鍮丸棒から削り出しました。

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下回りにはフカひれイコライザーを組み込みます。

 

☆写真追加

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追加工(3/15)

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覗き窓の縦方向を6mmから7mmに拡げたら感じがよくなりました。

 

 

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【文献】明治時代に製作された鉄道トラス橋の歴史と現状

1985−1991年の日本土木史研究会論文集に

明治時代に製作された鉄道トラス橋の歴史と現状

という論文が6編掲載されています。

これはインターネット上で公開されておりpdfファイルを読むことができます。

模型レイアウトのストラクチャーの参考になりますので、鉄橋に興味のある方は是非お読みください

200フィートダブルワーレントラスを中心として
小西 純一, 西野 保行, 渕上 龍雄
日本土木史研究発表会論文集
1985年 5 巻 207-214

英国系トラスその2
西野 保行, 小西 純一, 渕上 龍雌
日本土木史研究発表会論文集
1986年 6 巻 48-57

70ftポニーワーレントラス
西野 保行, 小西 純一
日本土木史研究発表会論文集
1987年 7 巻 193-198
ドイツ系トラス桁
小西 純一, 西野 保行, 淵上 龍雄
日本土木史研究発表会論文集
1987年 7 巻 199-206

米国系トラス桁その1
小西 純一, 西野 保行, 淵上 龍雄
日本土木史研究発表会論文集
1988年 8 巻 134-141

米国系トラス桁その2
小西 純一, 西野 保行, 淵上 龍雄
日本土木史研究発表会論文集
1989年 9 巻 227-238

明治時代に製作された鉄道トラス橋の歴史と現状 (第6報)
国内設計桁
小西 純一, 西野 保行, 淵上 龍雄
日本土木史研究発表会論文集
1991 年 11 巻 p. 131-142




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9450(33) ブレーキ装置 中間報告

テンダーのブレーキ装置を作っています

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まだ取り付け金具をつけていないので逆立ちした状態でお見せします

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エコーモデルのブレーキシュー1775を利用して帯材と線で組み上げました。こういうとき材料送り機つき切断機があるので自分の作りたい厚さと幅の帯板ができるので便利です。特に私のように地方都市在住で素材の揃った模型店が近所にないものには大助かりです。ブレーキロッドは、t0.4X1.1幅 ブレーキ取付の帯板はt0.5X0.8幅です。

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まだ床板への取付金具をつけていません。このあたりは図面描いてきっちり寸法決めるべきなのでしょうが、図面の提供されていない市販のパーツを使う場合はとくに現物合わせなってしまいます。可能なら床下に真空ブレーキのタンクなどもつけたいので、もう少し検討します。

 

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機関車本体は7750形や9150形もブレーキロッドが真ん中一本です。ギアボックスなど干渉して実物どおりの形状にはできないので、今回は簡略化しています。40−50年前のブラスモデルにはよくあった、ブレーキ取付板の断面をロッドに見せる構造です。

今はロスト製のブレーキテコが常識?で、前作の9600もオプションパーツに交換しました。その時に出た派生品のパーツを利用しています。

下図のようにキャブ下には、太い真空ブレーキシリンダーがついていますので、これは機炭間ドローバーの上に被せるような形でつくります。

 

なお古典機のブレーキ装置については、鉄道資料保存会から刊行されている鉄道史料44号(1986年)に掲載された臼井茂信さんの「古典機関車のブレーキ装置」の記事が詳しいです。

下の3枚の図はいずれもその記事から引用させていただいたものです

7750b

9150

7750tb

 

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