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走らせない鉄道模型??

 最近走らせない鉄道模型が鉄道模型雑誌に掲載されることが増えたように思います。以前から蒸機など車両模型のディテールアップした作品で、フルパイピングした蒸機で直線専用機になっているものは誌上でときどき見かけましたが、最近はレイアウトセクションでも運転を考えて接続部や電気配線などの準備工作をしていないレイアウトセクションというよりは、精密情景ジオラマといったものを誌上でときどき見かけるようになりました。
 「動くということが鉄道模型の他のソリッドモデルとは違った特質である」というのは、故・中尾豊さんが主張されていたことです。中尾さんは、その主張を実現するために「蒸機機関車のいる周辺」というレイアウト・セクションをつくられました。そのセクションは、閉店してしまった大阪・梅田マッハ模型にずっと展示されており、JAMでも展示されているのを見たことがあります。ただ車両が動いていないと死んでいる印象を受けました。やはりあの作品は動く鉄道模型という土俵の上で作られたものだと思いました。
 また動いてもディテール重視で列車を牽けない機関車など走行性能が形態に対してアンバランスな車両も本来の鉄道模型からは逸脱していると私は思います。

 走らせない車両模型や精密情景ジオラマを鉄道模型としてよいのか、今後また議論になっていくと思います。それともなし崩しに鉄道模型として承認されてしまうんでしょうか?

 

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