9600 (53) 煙室前面のハンドレール交換 安全弁カバー

今年の工作は新しいものに手をつけずに、積み残し課題からということで9600をさわりました。

珊瑚ののキットオリジナルでは、煙室前面は割ピンを使ってハンドレールをつける仕様となっていますが、やはりスッキリ仕上がっていなかったのと 落したとき?にハンドレールが歪んでしまった部分があったので手をつけました。割ピン用の取り付け穴がφ1.0だったので、φ1.1にドリルでひろげて、waveの組精密パイプAに入っていた外径1.1内径0.45のパイプを埋め込んで、内径をφ0.7のドリルでさらって、ニワの1.2mm高ハンドレールノブをつけたらスッキリ仕上がりました。

20250103-22-36-41 

20250103-22-39-41

安全弁カバーは、キットにはプレス製が入っていますが、形が違うの(下左図)で、エコーの安全弁座1760を旋盤でコレットチャックに加えて中グリしました。最初はφ4.0のドリルでさらったら下右図のようになり感じが違ったので、もう一度作り直しました。少し肩を落として、φ3.5のドリルで中ぐりしたらよい感じとなりました。

 

2024111013210120250103-10-56-32

 

20250103-22-42-02

また純正オプションパーツのロストワックス製のブレーキシューとテコですが、そのまま組むとシュー部分の横幅が大きく、サイドロッドに当たってしまいました。また分解してブレーキシューの取り付け座部(赤矢印、第四動輪の片側のみ示していますが、すべてのブレーキシュー)を薄く削って左右の寸法を詰めたら当たらなくなりました。

なおこの珊瑚のオプションパーツは、二次型以降(9618−)の形態であり 一次型(9600−9617)では少し形態が異なりますが、そのまま使ってしまいました。

| | Comments (2)

9600 (52) 汽笛をつける

汽笛はキットのオリジナルでは、U型のパーツを妻板に割ピンで止めるようになっていますが、実物はボイラーに取り付けられたブラケット上に2本汽笛がならんでいるようなので、自作しました。

20241123-16-48-27

パーツ単体で見ると 少しオーバースケールになりましたが何とか格好はつきました

20241123-16-49-38

ブランケット部分はエコーのブレーキシュー ロストパーツのランナー部分を利用して削りだしました。汽笛は珊瑚の古典機用の挽物パーツを使いました。

| | Comments (0)

9600 (51) 梯子をつける

ペンディングになっていた 9600の梯子をつくりました。

以前珊瑚のパーツを組立ましたが、一次形は梯子の形が違うのと線が太くて外観が不満でした。

20241110-13-20-18

パーツ探しで罪庫&仕掛かりキットの箱をゴソゴソ探していたら、珊瑚の15周年8620廉価版キットの箱の中から、プレス抜き梯子(t0.5真鍮製)がでてきました。これを細く削れば感じがよくなるのではないかとおもって削ってみたら、スッキリしたよい形になりました。

一般的な太い縦板に線材をハンダ付けしたものは、実物とあまりにも印象が違います。とはいっても形態本位で 0.5-0.6幅の帯板を曲げたものにφ0.3の孔を等間隔に開けて、線材を差し込んでハンダ付けで差し込んで組み立てるような工作は、私は苦手です。

ハンダ付けで組み立てるのではないプレス抜きと削り出しの一体物だと 横棒と梯子の縦板の接合部でハンダが外れたり、折れたりすることもありません。

20241108-0-58-45

右半分が加工済み、左半分が加工前です。

左右の梯子の縦板部分を 0.3-0.4の厚さになるように削り、 横棒もそのくらいの太さになるように削りました。

Ladder

最初横棒の部分を強度も考えて真ん中の図のようにカマボコ状に削ったら斜め上から見た時に太くみえるので、下の図のように真円ではありませんが、裏面も角を落して斜めに削りました。

 

20241110-13-21-01

実物は天板部分は下図のように、横棒が1/80にすると約1.3mm間隔の梯子状になっています。さすがに細いスリットを切り込んで この方法で実物と同じような形に加工するのは、私の技量ではちょと無理なので 諦めて平板のままにました。

9680_20241110143201

この図はクラーケンさんにいただいた、実物の図面から書き起こしました。

この梯子の作り方は、今度も使えるとは思いますが、肝心のベースになるプレス抜き梯子はもう市場にはないので、簡単にはいかないですね。自分で真鍮板よりイチから切り抜いてつくるのも・・・・ エッチングやレーザー加工を外注して梯子状の素材をつくればよいのかもしれませんが、そうなると真鍮より、洋白やリン銅板、ステンレスといった素材から加工した方が強度の点で有利だと思います。

9600 あとはブレーキ関連とサウンドの組込です。

サウンドは、SmileSoundデコーダーに改造したサウンドプログラムを搭載する予定です。

来年には塗装に持ち込みたいと思います。いったい 何年かかっているのか??

 

| | Comments (0)

9600 (50) ブレーキシューをつける

このキットは初回生産品なので、プラスチックのブレーキシューが入っていますが、やはり現時点では少し見劣りがします。そこで以前方南町のサンゴパーツに行った時に買っていたロストパーツセットを組み立てて取り付けました。

なおこのパーツの形態は二次型以降のものであり、一次形ではちょっと形態が違うようで、最初は自作と思っていたのですが、結局日和ってパーツ利用となりました。

20240830-17-07-56

20240830-17-08-49

やはり足回りが締まりますが、寸法的にギリギリなので車輪に当たるだろうと思っていたら、案の定ショートします。

これから一つづつ車輪との当たりをチェックしていくしかないと思います。

かのN&Sガゼット誌主筆であったBob Brown氏が、自分の機関車にはブレーキシューはつけなかったというのも宜なるかなです。

| | Comments (0)

9600 (49) 伸縮可変式機炭間ドローバー

今回の96は、急曲線を通すというのをひとつの課題にしています。

このブログで報告したように、先台車と尻棒は、飛び出す先台車と曲がる尻棒で370R曲線クリアしました。

製品付属の機炭間ドローバーを使えば、370Rも通過しますが、直線で7mm機炭間の端梁が空くので、見映えがよくありません。実物の1/80でも3mm強です。そこで機炭間ドローバーを可変式にしようと思いました。

既製品ではimonの蒸機キットに付属しているパーツの分売品がありますが。今回はいくつかの理由で採用できず、自作することにしました。

ピンがV字形の溝をスライドする方式です。復元バネは、小さなコイルバネで引っ張っています。

20240320-16-35-50

この仕掛けのおかげで直線では3.5mmでほぼスケールどおりですが、550Rでは0.8mmの間隔をとることができました。やはり370Rでは機関車とテンダーが当たってしまいますが脱線はしません。ただこれ以上カーブでの繰り出し量を増やすのはこの機構では困難です。この機関車は機炭同極にはしていないので、テンダー側に絶縁体の緩衝器つけるか塗装後テンダー前端梁に絶縁テープ貼るのが現実的な解決策かもしれません。

20240320-16-28-08

直線では3.5mmぐらいの隙間です。

20240320-16-28-24

550Rでは0.8mmぐらいです。

20240320-16-30-48

370Rでは当たってしまいます。

また今回の製作でピンがスライドする溝の形状がスムースな動作のためには大切だとわかりました。

V字形角度も45°ぐらいが限界で30°ぐらいにすると、引っかかって上手くスライドしません。

U字形にしても上手く動作しないようです。まだ実際にレイアウトなどで運転してみて検証することが必要なようです。

 

 

| | Comments (2)

9600 (48)  飛び出す先台車 逃げる可動尻棒

 先台車はカーブで先輪がシリンダー前蓋に当たるのを避けるため、カーブに入って横に振れると前にせり出す「飛び出す先台車」にしました。今回は先台車に立てたピンがV字形の溝をスライドして前にせり出す機構としました。センターピンはU字形孔に加工しました。センターネジを緩めると外れます。

20240129-23-07-45

下図はHO ユニトラック最急曲線R370での先台車の状態です。先台車が前にせり出して、シリンダー前蓋とは接触せず、先輪に押されて尻棒が外側に曲がって逃げているのがおわかりいただけるかと思います。これで欧州製品のように急カーブの通過が可能となりました。といっても機炭間ドローバーの工夫が必要となりそうです。

20240129-23-02-21

20240201-17-37-35

※画像追加 2/1 尻棒受けの根元のディテールは追加予定

動作の様子を動画で示します

もちろん尻棒が先輪に当たってもショートしないように、尻棒はシリンダーブロックからは絶縁してあります。

下図のように絶縁ブッシュを組み合わせて作った絶縁体の台座に、ネジを切った真鍮パイプを埋込接着し、それにステンレスの細いパイプ(1.2X1.0φ)の中に、頭を落した1mmネジを接着したものをネジ込んで、コイルバネで押さえています。下の図をご覧いただければ、仕掛けがおわかりいただけるかと思います。

まだ実際のスムースな走りのためには、バネの線径と長さの調整検討が必要なようです。あまりバネが強いと先台車の動きが邪魔されますし、弱いと尻棒が頭を垂れてしまいます。

 

Photo_20240201174901

Not to Scale ※2/1 一部修正 下図追加

2_20240201180101

上から見た図です。シリンダー前蓋の尻棒が貫通している孔は外側に漏斗形に長孔にしています。先輪が内側から接触すると外側に逃げます。なおフロントデッキのステップに尻棒のお尻が当たるのを避けるため少し尻棒は短めにしています。

IMONの最近のHOJ蒸機製品(9600など)のように、シリンダー前蓋全体をシリンダーブロックから絶縁した方が、先輪と前蓋が当たってもショートしないし、可動尻棒の構造が簡単になったかもしれません。

 

| | Comments (2)

9600(47)前部カプラー

9600の前部カプラーですが、下の写真のような格好にしました。最初はロスト製の先台車を少し加工して、欧州型用ケディーカプラーを突っ込んでいたのですが、カプラーの高さや位置に問題があるので、真鍮帯板で取付アダプターを作って位置を調整しました。自連形カプラーとピンリンクカプラーのフックが共存していることに違和感を覚える方も多いとは思いますが、いかがでしょうか?黒子と思えば気にならないかと・・

20240128-21-30-27

これをやってみようと思ったのは、次のような経緯です。最近の英国型完成品にはMEM規格のカプラーポケットがついているので、フック式を簡単に欧州型用ケディーカプラーと交換できます。やってみると意外に違和感がなく、他のケーディーつけた車両とも連結できるのが楽しかったので、自分の96でも同様なことをやってみました。96だとやはり前部がピンリンクのダミーカプラーで連結できないのも、楽しくないのでこういうやり方を試みました。なおカプラーはネジ止めなので、展示用?にするときは取り外せます。

20240128-21-43-50 

できればこの欧州型用ケーディーのカプラーヘッドが、もっと抽象化された自連ぽくない形態だとよかったと思います。

この機関車はホーンビーのCタンク(R3762 SE&CR AI/AIX class "TERRIER")です。

| | Comments (0)

9600(46)キャブディテール 過熱量調整の自動機

バックプレートは、キットに入っていたドロップ製のパーツではなく、ウィストジャパンの96用ロストパーツを半田付けしました。床板はキットのパーツは使わず、真鍮板から自作しました。機炭間渡り板は、機炭間ドローバーを作り直してから寸法を考えてつけます。

20240126-0-22-06

このパーツの左肩についているメーターは、空気ブレーキの圧力計なので切り取りました。そして真空ブレーキだとこの部分にエジェクター(下図6) がついて、排気管が煙室に延びているのですが、今回はキャブ分解できる構造にしていなかったので、ここにエジェクターのパーツをつけると窓ガラスが貼れなくなります(笑) ということで取付は見合わせました。その下の逆転器ハンドル(下図7) も省略です。

Gedjkyoaeaaihxi

煙室の右(助手側)についているのは、自動機という蒸気の過熱を加減する機器です。初期の過熱式ボイラの煙室に付いていたもので、煙室内の風戸を開閉するために蒸気で作用するシリンダを作用するロッドが、ハンドレールの中を通ってキャブまで通じています。詳細はクラーケンさんのブログの解説をごらんください。

20240123-23-57-06

この調節のためのバルブハンドル(下図8)もキャブの右上にありますが、これも省略です。

☆1/28 追記

クラーケンさんより、真空ブレーキの9600のキャブ内の資料をいただきました。

20240128170751237_0001

20240128170751237_0001b

出典は

機関車名称辞典 東洋書籍出版会 大正九年発刊 (原本は旧漢字です)

です。

クラーケンさんありがとうございました。

| | Comments (0)

9600(45)フロントデッキディテール

ボイラー梯子はちょっとおいておいて、機関車フロントデッキのディテールを追加しました。

20240122-23-04-22

デッキ上の標識灯は、サンゴのロストパーツですが、底面に孔を開けて1.2X1.0のパイプを通して、LED点灯対応にしてあります。

この標識灯も久保田さんの二軸テンダーの作例ではもっと端に寄っていますが、クラーケンさんのブログの9602の竣工写真では、バッファーの真上ぐらいの位置にあるようなので、こちらに準拠して位置を決めました。

20240123-0-29-57

シンダ落とし管のボイラー側の座金?には、ニワのφ2.0用管継ぎ手を使いました。少し小ぶりですが感じは出ます。もう少し厚みをつけた方がよかったかもしれません。また以前書いたようにサンゴのキットはボイラーが前に1mm延びているので、位置も調整しました。

真空ブレーキホースとリンクカプラーのフックはサンゴのパーツです。

 

| | Comments (0)

9600(44)梯子で躓く(続)

9600-9657のボイラー梯子ですが

クラーケンさんからいただいた青焼きの組立図の画像からトレースすると、1/80では下図のような寸法になるようです。

9680

梯子の円の半径は、実物では3フィート3-3/8インチなので、1000mmだと思います。

さてこれをどういうカタチで作るかまだよくわかりません。

帯材曲げて孔開けて、線材を差し込んでハンダ付けで組立てるという従来の真鍮モデルによくある方法で作るか

昔の製品にあった一体プレス抜きのように、金属板を抜くかです。この方法だとハンダによる接合がないので細くすることが可能です。ただこの場合でも細くなると糸鋸やプレスで抜くのは無理なので、エッチングかレーザー加工、また真鍮板や洋白板では強度が保たないので、ステンレス板を使うしかないかと思っています。

それから私の9600は昔の製品なので、16番のお約束どおりスケールよりボイラー直径が1mm太いです。またランボードの高さもスケールどおりではないので寸法は調整してつくります。

 

| | Comments (1)

より以前の記事一覧