パソコン・スキャナを使ってパーツ採寸

スケールやノギスを使って採寸しながら、パーツの図面を描くのは面倒なので、パソコンとスキャナを使って採寸しています。

今回は蒸機の主台枠のパーツの図面を描いてみました

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手順としては、まずスキャナの上にパーツを置いてjpeg画像を取り込みます。このとき寸法補正のためにスケールも並べてスキャンしておくのがミソです。

取り込んだ画像はすこし傾いていることが多いので画像処理ソフトで傾きを補正します。私はフリーウェアのGIMPを使っていますが、もちろんフォトショプでも可能です。その後で、画像の縮小と解像度を変更しておきます。

その画像をDraftingCAD Proで読み込みます。このソフトはCADソフトというより、ドローソフトに2次元CAD機能が付加されたものです。私は昔マックドローを使って図面を描いていましたので、操作性が似ているこのソフトを長年愛用しています。他の画像取り込み機能をもったドローソフトやCADソフトでも同じようなことが出来ると思います。

まず画面上でスケールの画像をものさしツールで採寸して、取り込んだ画像の大きさを修正して実寸画像とします。そのあと図形描画機能で、手動でトレースして図面を描いていきます。

これでかなり時間の短縮となります。ただこの方法では立体物の取込は難しいです。実物の写真からでも車両の基本的な寸法がわかれば大まかな図面をおこすことはできます。

まあこういう作業も賢いAIくんがそのうちできるようになるのかもしれませんが、私はこの作業が楽しいので、今後も自分でやると思います。

 

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ドームの磨き出しについて

今回のTMSコンペの展示会場や懇親会場でいただいた私の作品9450に対する質問で一番多かったのはスチームドームの磨き出しについてでした。磨き出した後 クリアーラッカーでコーティングしてあると思われた方が多かったようですが、実は何も塗っていません。

今回の9450のスチームドームは、珊瑚模型の分売パーツの利用で、 少し頭のカーブを削り治してから表面を仕上げて傷を消しています。仕上げはドームをヤトイにネジ込んで旋盤のチャックにくわえて、#800程度の細かいサンドペーパーで表面を仕上げます。上方の曲面の部分はスポンジ研磨材(スポンジの表面に酸化アルミニウムの研磨材をコーティングしたもの)で仕上げます。その後マッハから発売されていたピッカフェルトで磨いて、最後はペースト状の金属磨きで仕上げます。

金属磨きは、以前コンさんに勧められて購入したドイツ製のウィノール (Wenol)というブランドのチューブに入ったペースト状の金属磨きを使っています。もう20年近く前に購入したと思いますが、まだまだ使い切れていません。最近はこの後発品のグラノールというのも出ているそうです。

このウィノールには研磨剤以外に油脂が含まれておりこれが磨いたあとの表面の酸化防止の作用があるようです。ですので磨いた後は布やペーパータオルでしっかり拭き取りますが、アルコールやシンナーなどの有機溶剤で洗浄はせずウィノールの薄い皮膜を残しています。スチームドームのようなものは手で握らなければ3,4年ぐらいはピカピカのままです。さすが5年ぐらい経つと表面が変色してきますので、またウィノールで磨き直しています。そのため私の模型で磨き出しのドームはボイラーにネジ止めして、分解可能としてありますが、横着してそのまま綿棒にウィノールつけて再研磨することも多いです。

日本製だとピカールという金属磨きがありますが、ウィノールの方が洗浄・研磨力は強力ということです。なおピカールは製造終了になったらしく、ホームセンターなどでは見かけなくなったという情報が流れています。

 

煙突のキャップも同じように磨いています。なお実物は煙突キャップは真鍮ではなく、もっと銅の色に近い銅の合金のようです。それが排気の熱で焼けて独特の色になるので、真鍮色はリアルではないのですが、真鍮色の方が模型としては美しいので、真鍮磨き出しとしています。

☆追記

今回使ったパーツは挽物製なので、表面の酸化皮膜除去と傷修正ですんでいます。エコーモデルのドームのようなロスト製のドームでも、同じ方法で磨けばピカピカになります。

 

 

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動輪タイヤの黒メッキを剥離する

最近の蒸機製品では、動輪のタイヤが黒メッキのものが多くなっています。ひとむかし前は蒸機の輪心は黒に塗って、タイヤはニッケルメッキで銀色に光っている製品がほとんどでした。レイアウト派や実物派のモデラーさんはタイヤは黒メッキの方が実感的だといわれる方が多いのですが、私を含めてタイヤはやはり銀色にキラリと光った方が、模型として美しいのでよいと思っている方も少なくないと思います。

というわけで動輪タイヤの黒メッキを剥がそうと思って、研磨剥離なども試みましたが、結構手間と時間がかかります。今回サンポールを塗布して擦ったところ簡単に剥離できましたので報告します。

なおこれは私の持っているエコーモデルの動輪(おそらく乗工社のOEM、輪心は真鍮ロストワックスで タイヤは真鍮挽物にメッキ加工)での結果です。メーカーによっては、動輪・タイヤの材質やメッキ方法の違いでうまくいかないこともあると思いますので、各自本番の前にテストしてから自己責任でお試しください。コメントでのトラブル報告は歓迎しますが、クレームはお断りします。

前置きが長くなってしまいましたが、やり方はサンポールの原液を綿棒でタイヤに塗布するだけです。動輪全体をサンポールに漬けるのは止めてください。塗布したあと1,2分経過したら新しい綿棒でタイヤの黒メッキをこすり取ると、下地の銀色のニッケルメッキが現れて、銀色のタイヤのついた動輪に変身します。少し黒メッキが残った部分はもう一度サンポールを塗って、1分経過後に綿棒で擦るとキレイに取れます。うっすら黒メッキが残ったり、ニッケルメッキの表面がつや消し状になった場合はコンパウンドで磨くと綺麗な銀色の光沢が出ます。

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左が剥離前 右が剥離後

 私は動輪表面のタイヤの側面も黒メッキを剥離しましたが、綿棒などでのサンポールの塗布方法を工夫すれば、タイヤ側面は黒メッキのまま残して、タイヤ踏面とフランジ部分だけを銀色にすることも可能だと思います。なお私も車輪裏面のタイヤ部分の黒メッキは剥離していません。サンポールの主成分である塩酸は銅系の合金は溶かしませんが、鉄や亜鉛合金は溶かすので、サンポールはタイヤの黒メッキを剥離したい部分だけに綿棒で塗布してください。

 黒ニッケルメッキは、ニッケルと錫の合金のメッキです。ただ被膜が薄く通常のニッケルメッキより強度が劣るので、工業的には通常のニッケルメッキをした上に黒ニッケルメッキをするようです。装飾品などに黒メッキするときはさらにその上にもう一層保護のコーティングをするらしいです。ただコーティングをすると電気抵抗が非常に大きくなるので、車輪の黒メッキにはコーティング処理はしないようです。そういえば某社の通電ドローバーで、工程管理ミスで黒ニッケルメッキした通電部品にこのコーティング処理を掛けてしまったの通電不良になるという事件があったのを思い出しました。

 黒ニッケルメッキの方が、普通のニッケルメッキより塩酸に溶けやすいので、今回の方法で黒メッキを除去できるわけです。ご存じのようにサンポールの成分は、9.5%塩酸に界面活性剤、香料をくわえたものです。少し粘性のある青色の液体なので綿棒で塗りやすいです。今のサンポールのキャップは少量出しても垂れないようなキャップになっているのは感心しました。なお銀色のニッケルメッキは、黒メッキのように簡単に塩酸には溶けませんが、ニッケルも塩酸で溶けるようなので、黒メッキ溶解除去後はしっかり水洗いしてサンポールを洗い流してください。

 なおIMONの黒色のロッドピンも銀色に光らせたいので、この方法でやってみましたが、黒メッキは剥離できませんでした。おそらくロッドピンには黒メッキ後にコーティング処理がされているのだと思います。

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下が剥離前 上が剥離後

  動輪のタイヤが黒か銀色かでこれだけ印象が変わります。他の黒メッキタイヤ動輪の機関車も順次タイヤを銀色にしていこうと思っています。

 

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メタルロックが剥がれた

最近接着後5,6年経過したメタルロックで接着したものが剥がれるることが、数回おきました。

そこそこ重量のある工具などですが、落したりして衝撃が加わったときボロっと剥がれました。幸い模型での接着ではこの剥がれはおきていません。

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エポキシ接着剤では模型でもすこし落して衝撃で剥がれることが、何度かあったので私はエポキシ接着剤はあまり使わないようにしていました。メタルロックで接着したものは少し落したぐらいで剥がれることはありませんでした。

メタルロックは金属同士の接着では溶接並みの強度があると聞いていたのですが、やはり経年変化でしょうか?

接着前の接着面の脱脂とかに問題があったとも思えないし、みなさんのところではどうですか?

 

それからメタルロックは有効期限切れのものや開封後一年以上経過したものは、接着強度が落ちるという情報はありましたが、今回剥がれたのはそのどちらにも該当しません。

 

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珊瑚の小型オイルメタル軸箱(続)

コンさんがブログに書かれているように、珊瑚の小型オイルメタル軸箱(旧 890-3)は少し鍔の部分が厚すぎるようです。私はさすがに横フライスはもっていないので、旋盤のφ6.0用のERコレットにくわえて削りました。ERコレットに加える時は芯押し台にφ2.0ぐらいの棒(写真はドリルの尻)をくわえて、それに軸箱をはめてガイドにすると手勝手がよかったです。最後はドリルチャックで軽く押してやると、きっちりERコレットにはまって寸法が出やすいです。
最後にERコレットから外すときも下に落としにくいです。

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右が未加工、左が加工済みです。鍔を0.45mm厚に削っています。副次的な効果として、ERコレットにくわえたとき軸箱のペデスタルにはまる部分のカドが丸くなりました。他メーカーのオイルレスメタル軸箱でもこの部分のカドが落ちている製品のほうが、組み立て易いです。

軸箱の鍔は薄くして動輪の左右動を大きめにとって、最後にポリスラーダー(ナイロン樹脂に黒鉛を配合して摺動性を向上させた素材 )の黒色ワッシャをはめて動輪左右動を調整しています。

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珊瑚の小型オイルメタル軸箱

鉄道模型のオイルレスメタル軸箱は、軸孔φ3.0 5mm角が標準ですが、珊瑚模型からは軸孔φ2.4 4mm角の軸箱も発売されていました。製品番号は旧890−3です。

最近は蒸機の動輪で車軸がφ2.5のものが結構ありますが、その珊瑚の軸箱はφ2.5のストレートリーマーを通すことにより使うことができます。

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簡易手回しボール盤にストレートリーマーをくわえて、バイスで保持した軸箱の孔を拡げました。

この簡易手回しボール盤はドリルを使った孔開け作業にはイマイチですが、こういったリーマー作業やタップ立てには非常に有用です。これは亡くなられた京都の畑さんに教えていただきました。
おそらく中華製だと思いますが、廉価なので一台あってもよい工具だと思います。なお軸に入っていたスプリングは抜いています。

 

 

 

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塩水漬け

タップやドリルを真鍮材に折り込んでしまったとき、それを除去するのに有用なのが塩水漬けです。dda40xさんに教えていただいた方法です。

ただこれもただ塩水に漬けていると折り込んだタップやドリルの先が溶けるのではなく、ステンレスと一緒につけ込んで、ステンレスと折り込んだ真鍮材を接触させることが必須です。ただ塩水を入れた容器にステンレスと真鍮材を別々に離して漬けていたのではダメです。この方法がうまくいかないといわれる方は、たいていここの理解が出来ていないようです。ステンレスとタップやドリルの素材の鉄では電位の差があり 電池になるのを利用して、真鍮を経由して鉄とステンレスの間に微弱な電流が流れて電気メッキのようにして鉄を溶かすというのがこの方法のキモです。

ステンレスの容器に塩水を入れて、対象物を漬け込むというのが一番簡単ですが。今回は適当な大きさのステンレス容器がなかったので、対象物にステンレス製のクリップを挟んで、これをガラス瓶に塩水を入れて漬け込みました。2日程漬け込むと折れ込んだドリルは溶けてボロボロになって容易に除去できました。

タップやドリルを折り込んでしまった 対象物に挟むクリップは、ステンレス製でないとダメです。メッキされた鉄製やアルミ製のクリップでは効果がないので念のため!

 

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ケガキ線の見え方について

最近は老眼が進んだためか、真鍮板のケガキ線が見にくくなりました。やはりコンさんおすすめの青ニスを使った方が良いかとも思いましたが、ケガキ線を見る角度を変えてみるとよく見えることに気が付きました。

具体的には上から見下ろすとケガキ線は見にくくて、斜めから見るとよく見えます。

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そこでフロイス板(風呂椅子)の出番となりました。これを工作台の上に置いて、目線を変えるとよくケガキ線が見えました。

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また必然的に糸ノコを寝かして切ることになるので、切断の直線性もよくなったような気がします。

糸鋸での切断は荒い番手で寝かして切る派と細かい番手でノコを垂直に立てて切る派があるようですが、私は前者です。t0.3-0.5ぐらい切るときも00/000ぐらいの刃を使います。6/0あたりは、t0.2ぐらいの板の細かい窓抜き?をするときぐらいしか使いません。

なお私は万力切りはしません。糸鋸の弓を少し寝かして切れば 直線性には問題ないと感じています。

 

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9600 (27) エコーモデルのバッファーを可動式に改造する

これまで珊瑚模型のバッファーを可動式に改造していましたが、手持ちストックが尽きたのでエコーモデルのバッファー(1634)を改造してみました。

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一番下がエコーの未加工パーツ

その次が旋盤加工後で、その上のクラブ特注品のバッファーヘッドを組み合わせると

一番上の完成となります

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旋盤加工は2mmのスプリングコレットチャックでおこないました。

コレットにくわえるとだいたい芯がでますが、念のため竹べら法の原理で、回転中に割り箸をバッファーヘッドに当ててフレをとってから加工しました。

特注パーツのバッファーヘッドの、細い部分がφ0.98 太い部分がφ1.32 (実測値)なので、まずφ1.2のセンタードリルで、パーツのヘッドを落として、バッファー胴体頭部のセンターを出します。その後φ1.1のドリルで貫通させて、φ1.4のドリルで頭から3.5mmの部分まで孔を拡げます。

バッファースプリングはケーディーカプラーの銅色のナックルスプリングを利用しています。

珊瑚のバッファーは取付部が、1.4mmネジだったので、短くカットした細密パイプを差し込んでハンダ付けして取り付け座にしていましたが、エコーのパーツは取付部がφ1.8(実測値)なのでそのまま取付部を使えるので、工程が削減できました。

 

 

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阪神間開業時のマッチ箱客車をつくる(14)バッファーをメッキする

今回はバッファーのヘッドを銀色に光らせたいのでメッキしました。

最初はいさみや無電解めっき液でメッキしようとしたのですが、うまくいかず、結局いつもどおり電解メッキしました。

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いつもどおり9Vの6P電池を使ってメッキします。

今回はパーツ全体にメッキしたいので、綿棒メッキではなく、メッキ槽にパーツを浸すことにしました。

メッキ槽はポリエチレン製の瓶の中蓋です。メッキ液はめっき工房用のニッケルメッキ液です。

陰極はICクリップに接続し、バッファーの足の部分をくわえました。

陽極はニッケルの薄板をメッキ層にワニグチクリップで固定し陽極に接続しました。

このニッケルの薄板は、リチウム電池の修理用?のストリップテープです。

昔マッハのメッキセットに入っていたニッケル板だといちいち洗浄する手間が要りますが、これならコストも安いので使い捨てもできます。なおメッキ使用後は表面に黒い物質が析出します。

バッファーの本体部分は、タミヤのXF1つや消し黒のエナメルマーカーで塗装しました。

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